1999年9月– date –
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Kanon
同じ空の下で
――空が高いよ。 目に染みるくらい綺麗な夕焼け空。 あんまり綺麗で、涙が出ちゃいそうだよ。 どうしてだろうね? こんな綺麗な夕焼けなんて、この季節にこの街じゃ、めったに見れないっていうのにね。 キミも今のボクと同じ空を見ているのかな... -
Kanon
夢の終わり、そして……
『夢』 『夢が終わる日』 『雪が、春の日溜まりの中で溶けてなくなるように……』 『面影が、人の成長と共に影を潜めるように……』 『今……』 『永かった夢が終わりを告げる……』 『最後に……』 『ひとつだけの願いを叶えて……』 『たったひとつの願い……』 『ボク... -
ONE~輝く季節へ~
伝えたい想い、叶えたい願い
『こんにちはなの』 「お、やっと来たか……」 『お待たせしてゴメンなの』 「待たせすぎだって。――ったく」 言いながら腰を上げ、目に入るのはにこにこと相変わらずの笑顔――能天気というか無邪気というか――とにかくこんな笑顔で来られたら俺の方も何にも言... -
Kanon
降り積もる雪の中で、柔らかな温もりに抱かれて
「――あ、雪……」 ふと見た灰色の空から緩やかに舞い降りてくる白。 黒板を叩く先生のチョークの音だけが冬の厳しさとは程遠い穏やかな教室に響いていた。 何年経っても変わらない冬の訪れを、今年も同じように特別な感慨も抱かぬまま、私は黒板を一瞥...
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