いや、存外に面白かったですね。
トンデモな人間とそうでないものたちが繰り広げる狂乱の物語。でも、根底には家族という最小の共同体への憧憬にも似た賛美に満ちていたり。
血の繋がりなんてない、第三者に勝手に作られた偽りの家族だとしても、皆が望み、笑顔でいられるのなら、それは家族なんだという当たり前の結論。
終盤の荒唐無稽さと、お約束さは、好みが分かれる部分はありますが、傷つけられ世界に絶望しかかっていた優歌を、千子を救うために一騎当千の活躍を見せる乱崎の家族の面々は、おかしくもあり、それ以上に暖かくもあり。不覚にも涙腺が緩みそうになりましたよ。やるな、日日日。
ということで、シリーズもののスタートとしては、掴みもバッチリ。続刊への伏線も思い切りに追わせつつ、最高のハッピーエンドで締めてくれた作者に感謝を込めつつ、彼らのおもしろおかしい日記の続きが読める日を待とうと思うのです。
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