夏月の海に囁く呪文

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夏月の海に囁く呪文

読了。

うあー、良い雰囲気の物語です。

毒にも薬にもならないような優しい物語ですが、気に入ってしまいました。挿絵なしという電撃文庫にしては数少ないスタイルも、本作には合ってる感じですね。ファンタジーとかそういった突飛な設定ではなく、とある島にコッソリと伝わるある呪文をキーワードにした四編の短編集。その呪文が各掌編の主人公の口づてに次の主人公へ伝えられていったり、その呪文の意味がそれぞれに違う意味を持ってみたりと、なかなか面白い構成です。最初のお話を読んだときは、一気にファンタジー世界に飛んでしまうのかとか、呪いとかそんなおどろおどろした展開に突入してしまうのかと思いきや、ここまで心に染みるお話が続くとは思いませなんだ。

優しい優しい童話ともいうべき本作。疲れた心には効果抜群。じんわりと温かい気持ちになれましたね。

エピローグのオチはなかなか見事。ああいう風に落とすとは思いませんでした。あの呪文は確かに恥ずかしい。台無しだよ(笑)

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