3巻から変則的に入ったシリーズですが、普通に面白かったので良し。
ミステリの皮を被ったSFっぽいので、本格的なのを期待すると肩すかしというのは了承済みで読んだので、多分誰もが突っ込みそうな真相部分については、そんなもんかという感想しか。というか、やはり情報場という概念で、できることできないことの設定が、読者側に提示されてないと推理も何もあったものじゃないので。鍵となる設定が途中でとってつけたように出てきたあたりが微妙だったかなぁ。冒頭部分での説明にさりげなく入れられていた方が自然だったかな?
また、語り部となる渚の常識と、読者である我々の常識に隔たりがあったりするので、感情移入が阻害されるように感じたり。厭世的な視点は好き嫌いわかれそうですね。それに増して、キーパーソンのφこと日阪道理の取っつきのなさっぷりがある意味ステキ。渚との関わりの中での多少の変化がどう出るのかのほうが期待だったり。
雰囲気は好きなのですが、世間的な評価は微妙なのね。森博嗣作品読んでいたら、そういった評価になってしまうのかしら?
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