クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子

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クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子

読了。

薄! これまでのシリーズの密度と比べるとずいぶんとこぢんまりとまとまった一作です。内容も、死屍累々・屍山血河の虐殺ショウ。これまでで最多の人死に率を誇るトンデモ超人バトル。

キャラ立ちしまくった登場人物を何の容赦もなく即刻バラバラにしてしまうあたりが、西尾維新のすごいところ? 感情移入の余地もなく、用済みの役者さんは退場してねと言わんばかりの無慈悲さ加減。

会話は相変わらずテンポが良いというか、ノイズにまみれた戯言まみれ。姫ちゃんこと紫木一姫と、いーちゃんの会話の壊れ具合が、文章でこそ表せる言葉遊びなんだなぁと。とってつけたような姫ちゃんの口調の理由はともかく。

赤の人、哀川潤さんの無敵っぷりと完璧っぷりの描写のためにまるまる1エピソード使ったのではないかと言わんばかりの構成でした。いや、彼女のタンカは格好いいのですが、やはり完璧な人間は、不完全な人間の心をどこまでも理解することはできないのだろうなと。それこそが、本作で描かれている一番の悲劇で、赤の人の唯一の欠陥なのかもしれないと、ふと思ったり。

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