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二四〇九階の彼女

二四〇九階の彼女

読了。

いろいろな世界を旅をするという点で『キノの旅』に似てるけれど、主人公の目的がはっきりとしていて、終着点が遠く見えなくても決まっているというのが異なるのかな。や、『キノの旅』未読なんですが(^^;

閉じられた神さまの箱庭。神の代理人のアントロポシュカによって管理される、さまざまな「幸せ」を内包した世界。その世界に住まわない主人公から見た「幸せ」の歪さと、その世界を去る間際に見る、【鍵】となった人物の結末が、とても切ないものになっていますね。

いつかどこかで理想と思える世界が見つかる可能性もゼロではないのですが、その世界とはもしかしたら主人公自身が捨ててしまった世界のことなのかなぁとか終章を読むと思ってしまいました。結局その世界で生まれた人間は、その世界で朽ちていくのが小さいけれど確かな幸せで、けれど、それを捨てて求めた外の世界は「希望」の象徴なんだろうなとぼんやりと妄想。

いつか、辿り着けたとしたら、そこが絶望で終わるような結末でないことを望みます。この話続くのかなぁ?

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