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“文学少女”と死にたがりの道化

“文学少女”と死にたがりの道化読了。

2006年を代表したであろうシリーズ。遅ればせながら手を出しました。

……うん、太宰が読みたくなる。一通り読み終えた後に本作を再読すると、また一層深みを増した世界が広がっていることでしょう。

物語を文字通り「食べる」変な先輩な遠子さんがラブリー。表紙とかの印象からはもっとクールな雰囲気を想像していたのですが存外に可愛らしい。序盤~中盤にかけての主人公・心葉との他愛もない掛け合いがやたらと楽しくて頬が緩みます。わざと書かれたゲテモノな小話を、それでも一生懸命に飲み下す遠子先輩可愛いよ。

話的にも終盤の怒濤の種明かしは予想の斜め上。全編に渡って非常に楽しいお話でした。心葉の過去とか、千愛の心中とか、事件が片付いた後の後味は、確かに「苦い」ものがありますが、なんの、それでも良いお話だったといえるだけの良作でした。

しかし、『うさ恋』はまったく肌に合わなかったんだけど、これは素晴らしいなぁ。イラストと相まって、非常に透明度の高い、澄んだ美しい表現がそこかしこに光って感服です。

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trackback from booklines.net 07-02-02 (金) 8:48
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[野村美月] “文学少女”と死にたがりの道化…

黙っていれば大変お上品そうでお人形さんのような人である遠子先輩は、本などの物語を食べる妖怪だった。 ひょんなことから遠子先輩につかまり、文芸部に入部させられ、お題を言い (more…)

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