戦う司書と荒縄の姫君

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戦う司書と荒縄の姫君読了。

うああああ、冒頭からとんでもない展開が。まさかノロティが……orz

このシリーズも、主要なメンバーだろうが、感情移入度が高そうなキャラクターだろうが、必要とあればあっさりと退場させる容赦のなさが光ります。インパクト重視でなく、その後の物語の必然として死後、「本」の形で生きる人々に道を示したり思いを伝えたり。

バントーラ図書館を襲った、かつてない最大の危機。全世界と相対することになってしまったハミュッツ率いる武装司書の数はわずか数百。総力戦・殲滅戦となり、泥沼の様相を呈し、傷つき、倒れていく人々の物語。その裏側で、ノロティの死の真実を追うエンリケがたどり着いた地は奇しくもシリーズ1作目の舞台。

もう、この伏線の巧みさには全面降伏。というか、これまでのシリーズのキャラ名を忘れたりしてると、人物関係追い切れないのが少々辛い部分がありますね。人名辞典とかほしいです。

これまでのシリーズの一区切りを迎える巻だけあって、盛り上がりも大変なものでしたね。登場人物の内面の描写とか、遺したものの影響とか、そういった部分まで丁寧に描いている作品ですが、今回はそれもピカイチ。エピローグのやりとりとか切なすぎです。そして、神溺教団壊滅かと思われたところで、新たな展開。この終わりのない武装司書と神溺教団の対立の構図を崩すことができるのか?
ラスコール=オセロの意味深な台詞とか、世界の真実はまだ明かしきられていない模様。今後の展開が非常に気になる激動のエピソードでした。

……ああ、それにしてもノロティ……。彼女に対する気持ちがエンリケとシンクロして、今回は大変に痛い話でもありました。

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One Trackback to 戦う司書と荒縄の姫君

booklines.net
booklines.net 2007年5月7日 at 8:50:03

[山形石雄] 戦う司書と荒縄の姫君…

すべての任務を中断し、最優先で集合すべく鐘が鳴り響いていた。イスモ共和国。世界最大の国が、突然、バントーラ図書館に戦争を仕掛けてきたのだ。共に神溺教団を討つために手を取 (more…)

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