リリアとトレイズ V 私の王子様〈上〉

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stars 再び列車を舞台に渦巻く陰謀

ちょっとした春休みの旅行のつもりで乗り込んだ列車を舞台に、まるで、前作『アリソン』のラストエピソードを再現するかのような殺人事件が発生。囚人四十二番と呼ばれる犯罪者の思惑通りに乗員が動かされている不気味さなどもありますが、前半では事件が起こってさあ、どうなる!? な部分で終わってしまうのが残念。

どうにも、物語が動き始めるまでの描写は丁寧なのだけれども、やや冗長な感じがするので、何も起きずに淡々と進行すると印象に残らないなあ。

トレイズは冒頭の父君・母君に対して自らの立場を理解した上で政治的な判断を受け入れることができるくらい精神的に成熟しているのに、なぜにリリアと相対するとあそこまでヘタれ臭が漂ってくるのか。姉(?)なメリエルの影響が一番大きいとは思うけど、リリアも強烈な個性の持ち主だろうから、そもそもトレイズの周囲にいる人物の中で、まともな女性はいなかったのかという疑問が。まぁ、両親が両親だからあんな風におおらかに育ったんだろうけど、やっぱりヘタれだよなあ。

hReview by ゆーいち , 2007/06/03

リリアとトレイズ V 私の王子様〈上〉

リリアとトレイズ V 私の王子様〈上〉
時雨沢 恵一
メディアワークス 2007-03
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One Trackback to リリアとトレイズ V 私の王子様〈上〉

booklines.net
booklines.net 2007年6月3日 at 8:37:27

[時雨沢恵一] リリアとトレイズⅤ 私の王子様 上…

十五歳を迎えたトレイズに、ベゼル王室への婿入りの話が出てきた。二十歳までに相手を決めなかったら、この話を受けることを約束させられ、さらには、お相手であるマティルダ王女が…

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