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武林クロスロード

stars ここが武林の分かれ道! 読む方にとってもな!

そうかそうか、深見真は本気で書くとこういうノリになるのか。『パラベラム』しか読んだことなかったから知らなかったですわ。

武人となり双天武王を目指すリョウカと、拳神雷と称された希代の武侠・シュンライの血湧き肉躍る道中劇。いや、マジで。

もう、これをライトノベルのレーベルから出すことにいろいろ疑問を感じざるを得ないのですが、エロスやらバイオレンスやらの突き抜けた描写っぷりはともかくとして、ストーリーラインは意外にしっかりしてるんですよねえ、困ったことに。

何気に細やかな描写で人物の内面を掘り下げて描いたり、リョウカの母を求める目的と、自らの身体に隠された秘密がラストで一本線に繋がったり。構成としてはかなりまともな感じ。
まず第一に手に取るのを躊躇わせる表紙のイラストさえ乗り越えられたら、多分読める作品なんじゃないのかなあ。内容的にも、イラストとこの上なくマッチしてる感じだし。逆にこの絵に引くなら手に取らない方が安全かも。

そんな感じで始まったリョウカとシュンライの武の頂点を極める旅路。なんだか一気に仲間が増えてきたけれど、この調子で一軍を築くまで勢力が拡大していきそうな予感がひしひしとするなあ。
早速第2巻の刊行も決定しているらしいし、意外にこういう作品は需要があったのか? ……でもやっぱり人を選びすぎる作品だよなあ。ガガガ文庫の方向性はカオス過ぎて全く読めませんな。

hReview by ゆーいち , 2007/06/30

武林クロスロード
武林クロスロード
深見 真
小学館 2007-05-24
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