Home > ライトノベル | 読書感想 > 人類は衰退しました

あんでっど★ばにすた!〈2〉 生徒会の六花  碧陽学園生徒会議事録6 アスラクライン〈3〉 Fate/Zero〈3〉-散りゆく者たち- 最後の夏に見上げた空は〈3〉 狂乱家族日記 伍さつめ 生徒会長サマは放課後M!? 火目の巫女〈巻ノ2〉 Chaos Kaoz Discaos 零崎曲識の人間人間 ほしのこえ 神様ゲーム4 カミハダレトオドルベキ 吉永さん家のガーゴイル〈3〉 魔女ルミカの赤い糸4 灼眼のシャナ〈4〉 月色プラットホーム

人類は衰退しました

stars 妖精さん観察記

田中ロミオがラノベ界に降臨。えろげのシナリオライターとしては個人的に要注目のライターさん。といっても、私がプレーした作品は『神樹の館』までなのですが。まぁ、『家族計画』『CROSS†CHANNEL』を世に送り出しただけで十二分以上に信奉に値するひとなのですが。

そんな氏のラノベ第一作。なんとも緩い、いや、ゆる~い。人類、いわゆる人間はその万物の霊長としての地位をすでに新人類に明け渡し、衰退の一途。そして、新たな地球の覇権を握ったのは、なんともぷりちーな妖精さんたち。もう、覇権とかそんなんじゃなく、単純に人間らの種としての限界が訪れ、そこにするりと妖精さんたちが収まったという感じ。主人公を始め、彼女の祖父も、伝聞で語られるあらゆる人々が、滅びを受け入れ、けれども、それがゆえか悠々自適なスローライフでその生を紡いでいるというか。

そんな妖精さんたちと、主人公のコミュニケーションもまったり風味。主人公があれこれ干渉するたびに、なんともピントがずれたり、斜め上な反応を返したり、そして、恐ろしいまでの技術力を発揮して見せたり。いや、もう、何が何だか分からないがとにかくスゴい、としかいいようのないスキルとテクノロジー。冗談と笑って伏すことのできない世界だからこそ、その光景のシュールさが際だちます。

終盤はちょっとしたことから、人類の歴史をペーパークラフトベースで再現してしまった妖精さんたち。ほとぼりが冷めるのを待つような、お茶を濁した報告で閉じられた本作ですが、なんか暗い予感を覚えさせる種がまかれたように思えてしょうがないですね。なにやら続刊の企画もあるようなので、田中ロミオの真骨頂は、そこから発揮されるといっても良いのかもしれません。
氏の作品を知らない人にとっての、ファーストコンタクトとしては申し分ないですが、これまでのPCゲームシナリオに触れたことのある人からすると、ややロミオ分が足りない感じもするので、今後はそういった濃いファンに向けた作品も書かれることを期待したいです。

hReview by ゆーいち , 2007/07/01

人類は衰退しました
人類は衰退しました
田中 ロミオ
小学館 2007-05-24
拍手する
この記事が参考になったり面白かったりしたらお気軽にご評価ください
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (0 件の評価, 平均: 0.00 点 / 5 点満点中)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:2

トラックバックURL
Listed below are links to weblogs that reference
人類は衰退しました from MOMENTS
trackback from booklines.net 07-07-01 (日) 22:26
trackback from booklines.net

[田中ロミオ] 人類は衰退しました…

人類が衰退して、人口は減る一方なところに、彼らはやってきた。平均身長10センチの妖精さんたちは、自由に生きる力があり、人間と言葉は通じるけれど、対話はほとんどなく、彼らが…

trackback from いつも感想中 07-07-05 (木) 10:22
trackback from いつも感想中

[書評][田中ロミオ][人類は衰退しました][近未来/未来][陽気/元気][★★★★]人類は衰退しました…

人類は衰退しました 作者: 田中ロミオ 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/05/24 メディア: 文庫 作家の田中ロミオ氏はエロゲの世界では有名な人らしいですけど、私は関連作品をプレイ…

Home > ライトノベル | 読書感想 > 人類は衰退しました

応援中
サイト内検索
フィード
メタ情報
広告
ブログパーツ
あわせて読みたい フィードメーター - MOMENTS

Return to page top