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多重心世界シンフォニックハーツ 下. 多声者の終焉

stars 時折ギャグ化するのはどうかと思いつつ 綺麗に完結

上巻の最後に明かされた真実から、一気にスケールアップした感のある下巻。

カノンを亡くし、傷心のソロと、そんな彼を慰めつつも協力を強要せざるを得ないシンフォニアのメンバー。そして、ソロの中に突如として現れたファントムの正体と、確執と和解。

それぞれのキャラに見せ場は盛り込まれつつも、敵方の最大戦力と目されたスモルツとの戦闘は尻切れ気味に決着してしまうし、そういった部分での燃え要素は不完全燃焼感が残りました。

キャラクターの人格がひとりあたり3~5人在ったり、名前も違うわ性格も違うわで混乱することしきりでしたが、なんとか最後まで追いました。

いろいろ伏線も張ったし、設定もかなり詰めている感じはしましたが、設定のためのストーリーという側面も感じられてしまい、また、キャラの多さも相まって、感情移入はしづらいストーリーでしたね。

結末は、避け得ぬ別れはありましたが、皆が前向きに生きていく新しい世界の誕生というシーンで締めくくられて、綺麗に完結したと思います。

hReview by ゆーいち , 2007/07/04

多重心世界シンフォニックハーツ 下. 多声者の終焉
多重心世界シンフォニックハーツ (下)
永森 悠哉
角川書店 2007-02
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