小さな国の救世主 〈5〉 オツカレ賢者の巻

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stars 今どき少年の英雄譚 完結!

リューカ姫、サラサ、シーデの3人が来日。観光と、取材を受けることを兼ねて初めて訪れた日本は、セリカスタンとは全く違った風景が広がっていて、久しぶりの龍也との再会もあって皆上機嫌。
某国の捨て身のテロ作戦が日本で密かに進行していたことに気付いたとき、自らの力のみでそれを阻む決意をする。

むー、4巻で終わっていても特に問題がない感じの最終巻。舞台を日本に移して、セリカスタンとは違った、治安と秩序が高く保たれた日本で、密かに進行するテロの脅威に、母国では一介の浪人生である龍也と、観光客に過ぎない3人娘が、個人として立ち向かうお話。
所々で国の上層部の官僚たちの、正義感に基づく超法規的な決断が語られたり、日本の警察機構についての饒舌な語りが入ったりと、もと警察組織に所属していた経歴を持つ鷹見一幸の独壇場? まぁ、この辺、やたらと美化されすぎてるような嫌いはありますが、お話の都合上仕方ないのかなあ。

龍也にしてもセリカスタンで学んだことが、日本での生活の中で忘れてるような部分があったりと、成長してきたのかなあと思ったら、これまでと同じような言動を繰り返したりと、ちょっとその辺は違和感。

相変わらず、敵となるキャラクターの行動が場当たり的でマヌケに見えてしまったり、どうにも危機感が感じられない展開ですが、所々で良いセリフとかはあったし悪くないのかなあ。
ただ全体的に見ると予定調和な物語になっていて、理想を高く語られたという印象が強く残ってしまいますけどね。

hReview by ゆーいち , 2007/08/18

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One Trackback to 小さな国の救世主 〈5〉 オツカレ賢者の巻

ラノベ365日
ラノベ365日 2007年9月3日 at 0:22:33

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One Response to 小さな国の救世主 〈5〉 オツカレ賢者の巻

  1. 敵となる対象設定の甘さは有るにしても、普通の人がちょっとした理念や努力をすればいわゆるプロ
    よりも良い事をするというのは、現代の日本での人の在り方として、一つのヒントになりそうな気も
    します。

     自分は既に仕事を引いた身ですし、戦記物から間違って(笑)全巻を買ってしまったのですが、
    この作品のバックボーンになっていると感じる「素人の感性」、「自分は何が出来るのかという自問」と
    「それを意識した努力」というのは現実の社会においても新しい可能性を導き出してきた厳選として、
    今までの日本には有ったと感じています。。

     作品に敢えて希望を述べるなら、主人公と相手の少女との幸せを具体的に作品化しその幸せと生活を
    通じて、国際的な問題解決へのヒントを提示して頂く事。
     キーワードは作者が既に堅持している「信頼」「情報の価値」「それを善意で活用する」という
    感じかなと...

     アラブ諸国とアメリカ合衆国の確執の解決の糸口にセリカスタンが重要な役割を果たし、それに
    主人公が脇役で良いから何らかの寄与をする場面も見られたら痛快です。

     本音は、それこそ「いまどき」は珍しいと想う、幸せな男女のカップルを沢山生み出し、それを
    小説を通じてだけでも感じられるのが夢ですね。
     (誤解しないで欲しいですが、自分とかみさんとは色々有るけど幸せなカップルだと想う。)