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アスラクライン〈8〉 真夏の夜のナイトメア

stars 明かされる二巡目の世界と機巧魔神の真実 そして迫るタイムリミット

加賀篝の起こした事件が一段落して迎えた夏休み。智春は杏に誘われる形で、案の親戚の経営する海辺のペンションでアルバイトをすることに。独自で加賀篝と、姉を捜索していたアニアと朱浬先輩もなぜか同じ場所に居合わせて、結局そろういつもの面々。曰くありげな美少女・鳳島氷羽子の意味深な言動、名誉欲のまま越権的な活動をするGD・里見の参戦、そして、目的の場所となった遺跡はこの上なく危険な一巡目の世界の遺跡で。

魂を削ることで機巧魔神を駆動するという、副葬処女のシステムに気づいたことで、戦いに機巧魔神を召還することをためらうようになってしまう智春。彼を守ることを何よりも優先することで、消耗していく奏。物語の終盤で明かされる世界の真実と、舞台の裏で暗躍していた謎の演操者と機巧魔神の存在。そして、最後の最後で知ってしまった、奏に残された時間の短さと、終盤へ行くに従ってどんどんと思いお話になっていきます。序盤のお気楽な雰囲気がなおさら切ない。

智春が今後も巻き込まれるであろう事件と闘いに、どのように向き合うか、その覚悟と決意が語られるエピソードでしたね。

今後は行方のしれない智春の兄・直貴も大きく物語に関わってきそう。どうも予想するに、直貴は氷羽子の契約者であり、そして操緒の姉・巻緒は、彼の機巧魔神の副葬処女として捧げられていそうな感じ。この兄弟が出会うことが、この物語の最大の山場の一つとなりそう?
危機的な状況が訪れている、奏の今後も含めて、いったいどうなることやら……。

hReview by ゆーいち , 2007/08/21

アスラクライン〈8〉 真夏の夜のナイトメア
アスラクライン 8 (8) (電撃文庫 み 3-23)
三雲 岳斗
メディアワークス 2007-08
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