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暴風ガールズファイト〈2〉

stars 何もかも、夢じゃないよ。辛くって苦しく、だけど、楽しくて。そんなのみんな夢じゃない。

夏休み目前。未だ部としての承認を受けられないラクロス同好会。せっかくチーム名とユニホームは決まったのに、部の承認のためにはあとふたり、チームとして成り立つには4人が必要。そんなとき、季節外れの留学生はオーストラリアから。そして、学校内で「王子」と呼ばれる2年生・九條香月。即戦力なふたりの獲得のため、千香と広海を中心にあの手この手を張り巡らせ。
──そして、夏合宿、初めての公式戦が始まる……。

残るメンバーの獲得で1冊使うかと思ったら、一気に夏合宿~秋期の大会まで突入。スピーディな展開ながらも、内容の密度が濃くて、読み終わるのがもったいないくらいの1冊でした。

ずぶの素人集団なのに、それを日本一にすると宣言した千香の勢いに押されるがまま、夏合宿で地獄のトレーニング。ふるいにかけられ、残ったのは試合規定人数ぴったりの12人。

新に加わったカレン・九條・双子のそれぞれの特性もしっかりと描かれ、ぎりぎり間に合った秋の公式戦。それはトーナメント式のため1敗即シーズン終了というシビアな大会。

緒戦、自分らを格下と侮る相手校を、これまで培った全てと戦術でもって翻弄し獲得したチーム初勝利。その後の初敗戦。「負けるということ」を知っている千香と、それが初めての経験となる広海。事実上の日本一に挑むという、分不相応で早すぎる一戦に、けれど心折られることなく、何かを得たロッソ・テンペスタの面々。雨に濡れ、悔しさに流す涙は切ないけれど、そこから目指すべき頂の高さに、むしろ奮い立つ彼女らの姿は、純粋に応援したくなりますね。結成から3ヶ月という短期での挫折は、次シーズンに向けての新たなる起爆剤となったような感じです。

けれど、あとがきを見ると売れ行きが芳しくなかったりするとここで終わってしまいそうな雰囲気。確かに、ここで終わっても違和感ないような綺麗なラストでしたが、ここは是非、あとがきにあるような様々なエピソードを加え、日本一を目指した戦いを見てみたい。何とかその日が来ることを願って続刊を待ちたいと思います。

hReview by ゆーいち , 2008/01/20

暴風ガールズファイト 2
暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫 (さ3-5-2))
佐々原 史緒 倉藤 倖
エンターブレイン 2007-12-25
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[佐々原史緒] 暴風ガールズファイト 2

チーム名が決まり、ユニフォームも出来上がって、あと公式戦出場に必要なのは人数だ。1チーム12人が必要ならば、何としても、あと4人集めなければならない。そんな折に、ラクロスが…

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