渚フォルテッシモ〈3〉

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stars 三角関係進展? 渚、朱里に危機感を覚える

小説の新作執筆をしている朱里は、その小説のヒロインと自分をダブらせて、大地と上手く接することのできないことに悩み落ち込み気味の毎日を送っていた。そんなとき、朱里は同級生の里緒奈から彼女が遭遇したという巨大な白蛇の調査を、UMA研究会にしてもらうよう頼まれる。渚と急に仲が良くなったように見える大地。そんな大地と仲良くなりたい朱里は、勇気を出してこの依頼を研究会の皆に知らせて……。

大地を巡る恋のさや当て激化かと思われつつも、結局渚と大地のバカップル度が上がっているようにしか思えなかった第3巻。朱里の立場がかなり当て馬くさくなってきていて、なんともかわいそうな状態に。引っ込み思案な彼女の中に生まれた仄かな恋心は応援したいけれど、現状では入り込む隙間があるのかないのか? 終盤で思い切って行動に出たおかげで、渚をやきもきさせることに成功はしたけれど、その先は前途多難。一方的にライバル視されているけれど、どこかで吹っ切れて攻勢に出る日は来るのか?

渚は渚で、自分の気持ちに素直になれない生殺しの状態が延々と続いてますね。自宅に招待したり、手料理振る舞おうとしたり、大地のニブチンさも手伝って、どうにも煮え切らない。お互い憎からず想っているのに、その気持ちを形にできない不器用さが微笑ましいやら、じれったいやら。恋に生きる渚の母親の幸せな姿を見て、うらやましいとは思いつつも、自分の大地への気持ちを素直に肯定できない彼女は、今回の話を通じて芽生えた焦りや苛立ちの正体が嫉妬だと気づくことができるのでしょうか。

魔物事件の黒幕的な占い師が思い出したかのように登場したけれど、彼がどんな風に物語に関わってくるのか。今回の事件の顛末はなんとも苦いものでしたが、やはりここはラブコメ特化で進んでほしいなあ。

hReview by ゆーいち , 2008/03/07

渚フォルテッシモ3

渚フォルテッシモ3 (MF文庫 J き 2-3)
城崎火也 桐野霞
メディアファクトリー 2008-02-21

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