Home > 読書感想 > 書剣恩仇録〈4〉紫禁城の対決

撲殺天使ドクロちゃん〈7〉 断章のグリム〈1〉灰かぶり 夜と血のカンケイ。 ジンクス・ショップへようこそ―ブギーポップ・スタッカート ALL YOU NEED IS KILL ラッキーチャンス! 2 アンダカの怪造学 8 プリンセス・ビター・マイ・スウィート アリフレロ―キス・神話・Good by ちょコワ、いかがでしょう?  ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集 ムシウタ9(9) 夢贖う魔法使い クジラのソラ 4 かのこん 6 (6) 飾られた記号―The Last Object かのこん シリアスレイジ〈2〉荒廃都市

書剣恩仇録〈4〉紫禁城の対決

stars 苦悩する陳家洛 愛と大業の板挟みの果て物語は終幕する

姿を消したホチントンを追う、陳家洛と彼女の妹カスリー。ようやくホチントンと巡り会えたものの、餓狼の群れに囲まれ、辛くも逃げ出した先は黄砂に埋もれた古都の宮殿だった。三人の後を付け狙う張召重たち。そして、乾隆帝自身も、カスリーを手に入れるために奸計を張り巡らせていた。

壮絶な三角関係に発展したと思ったら、これは切ないラスト。陳家洛の迷いっぷりに共感できるかどうかで、この展開の評価は大きく分かれそう。紅花会のトップ、漢民族の悲願のために自己を殺す選択をしたのは、英雄的行為かもしれないけれど、ホチントンとカスリーの愛を一身に受けた男の選択としてはへたれ極まりないというか。

結局、乾隆帝との間に生まれた溝は埋まることなく、あるいは、これは運命という大きな流れのせいでふたりの関係はねじ曲げられたのかもしれないけれど。乾隆帝の手のひらの返しっぷりと、カスリーに愛された陳家洛への見にくい嫉妬っぷりは、金庸の皮肉が反映されているとはいえ、端から見れば賢帝とはいえないなあ。

なんだか、壮大な兄弟げんかの顛末を見せつけられたような気はするけれど、史実をもとにこういう物語を仕上げたのは素直に感嘆するし、武侠小説初めての私も巻が進むにつれてすらすら読めるようになったしで、やはり大した作品なんだなあ。

hReview by ゆーいち , 2008/05/24

書剣恩仇録〈4〉紫禁城の対決
書剣恩仇録〈4〉紫禁城の対決 (徳間文庫)
岡崎 由美
徳間書店 2001-05

拍手する
この記事が参考になったり面白かったりしたらお気軽にご評価ください
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (0 件の評価, 平均: 0.00 点 / 5 点満点中)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

トラックバックURL
Listed below are links to weblogs that reference
書剣恩仇録〈4〉紫禁城の対決 from MOMENTS

Home > 読書感想 > 書剣恩仇録〈4〉紫禁城の対決

応援中
サイト内検索
フィード
メタ情報
広告
ブログパーツ
あわせて読みたい フィードメーター - MOMENTS

Return to page top