Home > ライトノベル | 読書感想 > スプライトシュピーゲル〈3〉 いかづちの日と自由の朝

撲殺天使ドクロちゃん〈6〉 ほうかご百物語〈4〉 ホーリィ&ゴースト―ブギーポップ・アンバランス 繭の少女と街の防人 創立!? 三ツ星生徒会2 それから恋3は加速した 狂乱家族日記壱さつめ ぼくと魔女式アポカリプス〈2〉 ラッキーチャンス! 4 世界平和は一家団欒のあとに 5 踊る世界、イヴの調律 カレイドスコープのむこうがわ〈2〉 狂乱家族日記 伍さつめ 泣空ヒツギの死者蘇生学 吸血鬼のおしごと〈4〉The Style of Mistress 死神ナッツと絶交デイズ 灼眼のシャナ〈10〉

スプライトシュピーゲル〈3〉 いかづちの日と自由の朝

stars 僕は消えたりなんかしない。無実を証明して、本当の犯人を見つけて、知らせに戻る。

複数の高官暗殺。大型兵器の都市流入。広範囲にわたる襲撃。ウィルスに電子テロ計画……。まさにすさまじいとしか言いようのないテロ計画が24時間以内に実行に移されるという情報を入手した MSS は行動を開始する。しかし、その情報を重視しない、あるいは MSS の行動を嫌忌する者たちの思惑で、すべては後手に回っていく。そして、ついにテロが始まる。内務大臣暗殺から広く速く、あらゆる方向へ。

絶体絶命の窮地の連続。組織としての体をなさなくなりつつある MSS の中で、満足な支援も受けられずに、しかし、互いの絆を拠り所として闘い続ける特甲児童たちの姿がとにかく熱い。影の薄かった一般人代表な感じの冬真も、彼なりの戦い方を見つけて、そして、その存在がどれだけ凰、乙、雛らの特甲児童にとって、かけがえのないものになりつつあるかが分かったエピソード。

そして、大人たちの世界、政治の世界はまさに伏魔殿。敵と味方が入り交じり、お互いの隙を窺うミリオポリスの上層部と、そこにまさに悪魔のごとく潜り込んでくるリヒャルト・トラクルの思惑。全世界的な動乱の種が蒔かれてしまったように思うのですが、ここからどんな世界が広がっていくのやら。物語の結末は、ひとまずの動乱の収束を思わせますが、決してそれで終わりではなく、また新たな戦いが呼び込まれることは間違いないですしね。

どんな組織にもほころびはあって、そして人の心は機械ではないから、だから今回のような事件が起こり、身体だけでなく、心にも傷を残して収束して行くわけで。その傷が癒える間もなく、立て続けにこんな事件が起こるとしたら、それはどれほどの苦痛なのか、まだ幼ささえ残る子どもたちにとって、この世界の生きづらさはあまりに過酷なのだなあと再認識。

救いはないけれど、絆はある。それを縁にただ飛び続ける彼女たちの姿は、大人たちにどんな風に見えるのか。

hReview by ゆーいち , 2008/06/29

拍手する
この記事が参考になったり面白かったりしたらお気軽にご評価ください
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars(1 件の評価, 平均: 5.00 点 / 5 点満点中)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

トラックバックURL
Listed below are links to weblogs that reference
スプライトシュピーゲル〈3〉 いかづちの日と自由の朝 from MOMENTS

Home > ライトノベル | 読書感想 > スプライトシュピーゲル〈3〉 いかづちの日と自由の朝

応援中
サイト内検索
フィード
メタ情報
広告
ブログパーツ
あわせて読みたい フィードメーター - MOMENTS

Return to page top