H+P(3) ―ひめぱら―

stars 私はこんなにダメダメなのに――どうして、恋なんかしちゃったんだろう。

サンキスタの祝祭を目前に、少しだけ浮き足立つトレクワーズの五美姫たち。そんな大イベントを目前に、恭太郎はお世継ぎをつくるための、なんとも美味しいトラブルに毎度のごとく巻き込まれ。そんな中、キュアナから誘惑の聖杯をこっそり持ち帰ったアルトが、それを使って大変なことをしてしまい……。

[tegaki]なんという肌色率の高さ![/tegaki]

といか、書店で表紙めくれないよ、このシリーズ! めくらないけどさ。なんだかどんどん直接的なイラストがめくるめく踊り始めた気がしますが、巻を追うごとにえろさ増量というコンセプトで行ったら、早々にレーベルの限界突破してしまいそうな気ががが!

う~ん、別にこれくらいの内容で恥ずかしがることはないとは思うのだけれど、萌エロな路線をここまで真っ正面にやってくれると不思議な気持ちに! 寸止めになってない寸止めとかね、描写が妙にストレートなんですよ、ピコルとかピコルとかピコルとかがさあっ!

……なんだかえろすな部分しか見ることがないような書き方ですが、実際そんな感じ。シリアスパートを担当してる敵方のキャラたちも、もはや様々な罰ゲームをやらされるタイムボカンシリーズの悪役的ポジションに落ち着いてますね。

必要以上に重い雰囲気を醸し出さないという点では、こういうノリでひたすら肌色な展開も悪くないんですが、お話的にはタイムリミットが設定されてるんですよね? 状況に流され美味しい思いをしつつも、最後の踏ん切りが付いてない、あるいはそこを意識的に避けているというのは、姫さま全員のエピソードを終わらせた後に山場が用意されてるからなのでしょうか? 単に結ばれればいいわけでなく、お互い好き合う必要があるというハードルのせいでもありますが、堅物ぽく振る舞いつつも優柔不断でむっつりな恭太郎がどこまで煮え切らないのかにもヤキモキされそうですね。

とはいっても、お気楽極楽萌え萌ええろすな展開で眼福眼福~ってのがこのお話らしいとも思いますが。

hReview by ゆーいち , 2009/04/25