ハンドレッド-ヴァリアント覚醒-

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stars ここでなら、見つかるのかな……。あの夢の答えが――。あの夢の中に出てくる少女が誰なのか。

ハンドレッド-ヴァリアント覚醒- 書影大

《ハンドレッド》――それは地球を襲う謎の生命体《サベージ》に対抗できる唯一の武器。主人公如月ハヤトは、そのハンドレッドを用いる《武芸者スレイヤー》を目指すため、海上学園都市艦《リトルガーデン》に入学を果たす。だが――
「会いたかったよ、ハヤトっ!!」
「お、お前は一体……?」
なぜか自分のことをよく知る(?)ルームメイト、エミール・クロスフォードに、どこか懐かしい違和感を覚えるハヤト。さらに入学早々、学園最強の武芸者《女王》クレア・ハーヴェイから決闘を申し込まれてしまい……!?
箕崎准(ocelot)×大熊猫介(ニトロプラス)がタッグを組んだ、《究極》の学園バトルアクション、ここに開幕!

表紙で思いっきりネタバレしている、その隠す気のなさが潔いっ。

雰囲気やら設定やらにISの影響をひしひしと感じはしますが、こちらの世界は割と切羽詰まってる系ですよね。明確な敵対生命「サベージ」の脅威にさらされ続ける世界。それに対抗するために生まれた武装――ハンドレッドを操る《武芸者》を目指し、少年少女たちが集う開場学園都市艦を舞台に物語の幕が上がります。

主人公のラッキースケベ体質から、いきなりフラグ立ちまくりの男装ヒロインとか、このあざといくらいにお膳立てが揃った世界が心地好いです。奇をてらったような展開がない代わりに、思いっきり分かりやすいギャルゲー的な展開と、主人公の活躍だけに集中できます。かつて巻き込まれた事故によって、偶発的に身に宿った潜在能力の解放によってピンチを脱し俺TUEEE!な流れは、お約束ではありますが燃える展開です。

気位の高いお嬢様な生徒会長・クレアとのバトルはラッキースケベな展開から、真の力を発揮して劣勢から挽回するという、そんなお約束を踏み台に、何気にフラグまで立ててしまうハヤトの主人公力ハンパねえ……。単なるいけ好かない女王さまキャラかと思いきや、意外に異性に免疫なかったり、対等な扱いをされたことがなかったがゆえのちょろさだとかを見てしまうと可愛く思えてしまうふしぎ。あっさりと攻略されてしまったような感じですが、これまでの学園最強の座をあっさり譲り渡すくらいにプライドが低いわけでもないと思うので、次巻以降では数多の敵を倒した歴戦の戦士の貫禄も見せてほしい物です。

一方のヒロイン(?)のエミールはこれまた個性的な性格してますねー。男装して主人公と同室になったことを手放しで喜んでいるくせに、性別バレしそうになるのを全力で避けようとしてみたり、待ちに待った感動的な再会を劇的に演出しようとする夢見がちな部分もあるのかな。そのくせ、自分が納得いかないと思うようなことや人にはやけに好戦的になったりとテンション高い性格だなあ。自分が手を出すんじゃなくて、ハヤトが何とかしてくれる! とか自信満々ドヤ顔で言われても、ハヤトにとっては工エエェェ(´д`)ェェエエ工みたいな流れが笑えたり気の毒だったり。それだけの無条件の信頼をいきなり置かれても戸惑うばかりのハヤトだけど、彼にとってもエミールとの再会は運命的なもので。

かつての事件に一緒に巻き込まれ、気が付いたら離ればなれになっていたふたり。それだけでもこの再会が運命に導かれたものだと思いたくなるだろうに、さらにふたりにはヴァリアントという特異性でも結ばれているという。いやぁ、この設定は美味しい。まだ、自分の力を制御できないハヤトの能力を抑えるには、キスを唾液を送り込むとかそれなんてエロゲ。いや、エロゲならもっとアレな感じで粘液の接触を……。はっ。まぁ、なんというか、エミールがエミリアで良かったよねと。BLじゃなくて良かったよねということで。しかし、これからも力が暴走し続けると、公衆の面前でもキスをしないといけないわけで……美味しいけど、ハヤト的には鬼妹なカレンの視線で呪い殺されそう。妹とエミリアに挟まれて、もっと苦しむがいい、主人公!

と思ったらさらにトラブルの元になりそうなキャラが学園都市にやって来そう。この調子でどんどんヒロインが増えていきハーレム化していくのか? 戦いはまだ始まったばかりだぞ、一体どうなる!?

hReview by ゆーいち , 2013/03/26

ハンドレッド-ヴァリアント覚醒-

ハンドレッド-ヴァリアント覚醒- (GA文庫)
箕崎 准 大熊 猫介
ソフトバンククリエイティブ 2012-11-15

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