07:00am起床。
ツッコミもらったので、久々にソフ倫のサイトを見て、チェック体制がどうなっているか確認したら驚いた。
ソフ倫自体による審査は、有料だったのですね。そして、無料で審査を通るためには、ソフ倫規定のガイドラインに準じた形式で、自主審査を行い、ソフ倫に提出するのは審査に必要な書類・商品資料のみで、ソフトウェアそのものを事前に提出するわけではないようです。
デバッグも満足にできない切羽詰まった状況下でマスターアップを迎えなければならないメーカが多いえろげ業界で、細かく規定されているであろうガイドラインを逐一チェックできるところが、どれだけあるのでしょうか(^^; 仮に多くのメーカが自主審査による受理申請を行っているとしたならば、いつまで経ってもチェック漏れによる回収がなくならないわけです。
そして、多分自主審査を行った場合のチェック漏れの責任は、ソフトメーカが負うのではないでしょうか。というかそうとしか思えない。なんだかなぁ。
結局ソフ倫の存在意義というのは流通への建前と、販路の確保という点でしかないようです(^^;
あれやこれやの事件で、締め付けがきつくなってきている直接的な原因ではないにせよ、統一されたチェック機構を通らない商品が、同じ18禁シールを貼られて売られているという矛盾。まぁ、気付いてる人はとうに気付いているのでしょうが、このような実情を見てしまうと、釈然としない思いにとらわれます。
ソフ倫はソフ倫で業界の保護・発展のためという大義名分のもとででかい顔するなら、全ての商品をちゃんとチェックすべきでしょう。また、メーカ側においても倫理規定の隙間を狙うくらいなら、お墨付きを貰うためにも有料でもソフ倫による審査を受ける必要があるのではないでしょうか。
_ 最近、見かけるようになったメディ倫審査経由のソフトウェアの方は、審査体系を見る限りは、メディ倫内の審査会において、規定に則ったチェックを行っているようです。こちらは一定のメーカによる自主審査を経て提出されるとはいえ、最終的にはこの審査会による審査が必要になるので、ソフ倫の我関せず体制よりは好ましく思えます。
_ ちなみに、コンシューマ業界のレーティング機構CEROでは、レーティング審査には一般の方を募集し行っているようですね。審査員選定の基準までは不明確ですが、広く一般的な視点から審査するという点においては理にかなっているのでしょうか。陪審員制みたいですね。もっとも、CEROはCEROで自主規制すら強制できない形だけの団体であるという体たらくですが(´・ω・`) にあるように、建前上でも自分たちがしっかり管理してるから、と言うことができれば有害図書指定すらあるいは避け得た未来だったかもしれず。今となっては後の祭りですが。
_ つまるところ、自主回収がいつまでもなくならないのは、やはりメーカによる自主審査が大多数のためではないかという気がしてなりません。回収した商品を発売したメーカが、自主審査・有料審査のいずれかをパスしたのかの比率をソフ倫は公表しる! と吠えてみる。この仮定が真なのだとしたら、審査の体系自体を見直す必要もあるでしょうし。
そして、目の前の小銭惜しさに自主審査のあげく、自主回収ってオチなら、そりゃメーカが間抜けと言わざるを得ません。多分、ぷりっちの回収のそんなものの一つではないかと、ここまで書いてきて思うようになってしまったり。
せめてテキストくらいは、校閲のスクリプトでNGワード引っかかるようにすればいいのに。「女子高」というテキストが本当にマズくて回収に至ったのだったら、ソフトメーカ側の品質管理体制が不十分であったことの証でもあるのでしょう。
(2005-06-03追記)
読了。
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