07:00am起床。
読了。
お話が進んでねー!! 今回は、作品世界における魔術側の大規模勢力である、{正,清,凄}教の小競り合いな展開。主人公の上条当麻は置いてけぼりでおいおいといった風情ですが。
巻を追うこと早七巻ですが、だんだんと作品の敵役となるキャラのインパクトが薄れてきていますね〜。さすがにこの少年ジャンプ的な正道の展開を繰り返すパターンでは飽きも来ようというもの。そろそろ一ひねり、テコ入れしないと読者も付いてこなくなる予感。私としては、こういうお話は嫌いではないのですが、いかんせんストーリーが進んでいないようなもにょもにょ感があるので、いっそのこと前々巻のように他キャラを主軸に据え、勢いで一気に進行させてみてもいいような気もしますね。
上条当麻という少年の自己信念に殉じる姿勢は、Fateの衛宮士郎にも通じるような独善・偽善に見えることは否定できないでしょう。当麻のような組織に属さない異分子は、本作のような組織間の思惑の、微妙な綱引きのパワーバランスを崩す、ともすると事態を悪化させるだけの存在でしかないという、魔術師ステイルの指摘は至言でしょう。もっとも彼も、なんだかんだ理由をつけて付き合ってしまうあたり、ずいぶんと毒されてるようにも見えますが。
しかし、登場人物が増え続ける一方で、活躍の場を与えられない学園都市の超能力者勢は哀れというか何というか……。魔術対超能力の異次元バトルとか、そういったトンデモな展開も、またこの作品ならアリ、というか、やってくれないと退屈なのですよ。
水木若菜ルートを読了。
あ〜、やられた。ヒロインの若菜にではなく、早狩氏の作品世界全体に打ちのめされたという感じですね。負け戦の中で描かれる各々の思惑が絡み合い紡がれる終盤〜エピローグにかけての展開は、他のゲームでは決して真似できない──というよりも、描くことのできるライターが他にいない──でしょうね。胃はきりきりするわ、喉は渇くわと、こんな緊張感を強いる作品は他に知りません(^^;
達成率見るとまだまだ先は長そうだなぁ。存分に楽しませてもらいましょうか。
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