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サンダーガール!〈3〉闇ノ宮

サンダーガール!〈3〉闇ノ宮読了。

前巻で仄めかされた敵対組織の長が早くも出張ってきたり。彼の行動原理が私怨に基づいているように感じられて、あまり脅威と感じられないのはどうなのかなぁ。組織的にもアマツカサに匹敵するというよりは、内部事情を知っているからこその機先を制することができた故の、小回りが利くという一点のみがアドバンテージな気も。

レイコとタカヤとクロノの因縁は、愛憎の感情が絡んでいるからこそ、理性で解決するには壁が厚く高すぎるのかも。この関係に取り込まれてる誰も彼もが一方通行な想いに苛まれてるのが、事態をより複雑にしてるのか、掛け違えたボタン、絡まり合った糸のごとく、関係修復への道は果てしなく険しい感じ。

メイ・ナナミ・マナの関係も少しずつ変化しているのか。ナナミに対し、友達であろうとするメイやマナの言葉が、使命感に囚われ続けていたナナミの心に、友情を芽生えさせてきているのが、険の取れ始めた様子から見て取れます。これまで、端から見て、誰かとじゃれつくような行為をしなかったであろう彼女の変化は、好ましい方向ではないかと思いますね。今回のタカヤとの決別による喪失は、二人がいたからこそ潰されずに済んだともいえますし。どうも百合百合した展開かと思っていたら、純粋に友情ものになってるなぁ。男性キャラがほとんど出てないし──今回出た新キャラ2名は、眼中になさそうだし──、そんな 3人の関係の変化を追っていくのも楽しみです。

サンダーガール!〈2〉牙の鳥

サンダーガール!〈2〉牙の鳥読了。

微妙に百合分を配合しつつも、シリアス路線へ爆走を始めそうな予感。あとがきで書いてるように、このまま奈落の底へと落ちていくのやら?

主人公であるメイに欠けていたのは、覚悟と自覚だったわけで。その力の使い方は正負両方の側面があるのに、前回の事件で他人を傷つけることしかできなかった恐怖から、思い至らず悩み続けてきたのですね。今回の事件でも、一線で戦うというよりも、他人の痛みを癒す方向で役立ったりと、少しずつ心境の変化が見えてきたりもしますね。相棒のタケミカヅチとのパートナーシップも、少しずつではありますが育ち始めてるようですし。

敵方として描かれたハシバネの面々も、それぞれが個性的で、白檀の間違った方向へ突き抜けてしまいながらも、決して折れなかった強さも、彼を諫めようとひたすら尽くし続けた黒曜の献身と報われなさも、もしかするとアマツカササイドの面々よりも、深く描かれていたようにも思えます。

束縛され、人間の下で「飼われ」てると認識した白檀の下した決断が、アマツカサに敵対する組織にとって都合の良い手駒に成り下がってしまったという裏を知ってしまうと、黒曜の元を去った白檀の行く末が気になったりもするのでs。

ラストはラストで、明るめに終わってるけど、やはりこの先は、だんだん暗くなっていきそうだなぁ……。

サンダーガール!

サンダーガール!読了。

典型的な少年漫画のノリだなぁ。主人公が女の子ってところ以外は。主要な登場人物のほとんどが女性で固められているので、ロマンスなどあるはずもなく(笑) や、そっち方面に走っても嫌いじゃないけれど。

主人公のメイは巻き込まれ型の主人公なので、状況に流されつつ、結局その手に掴めたものは親友の手一つといった感じですか。人外に近い存在となってしまった自分の異能を忌避する根本的な理由が、友達を失いたくないというものは、安っぽくもあり、それだからこそ人間臭くも感じます。そういったところは好感が持てますが、悪辣な態度を隠そうとせずぶつけてくる一部の登場人物は、その感情表現がストレートすぎて正直引きますね。まぁ、そういうのがこの年代ぽいといえばそうなのでしょうが、私は苦手です(^^;

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