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シリアスレイジ Tag Archive
シリアスレイジ〈7〉未来を受け継ぐ者
シリーズ完結! 囚われた篤志の命運は……?
「ゾディアック」に囚われた篤志。圧倒的な強さを誇る一等星たちの前に脱出の可能性はほぼ皆無。見えない枷を嵌められ、閉ざされかかる未来。そんな篤志を奪還すべく、大牟田らも行動を開始する。
「ゾディアック」の登場から、思いっきり作品の方向性が変わった感じがして、終盤はほとんどバトルになってしまいましたね。その辺、作者的にも、こうなると思ってなかった的なあとがきで、本当ならもっと冒険メインでお話書きたかったのかなあとか感じてしまいました。
あと、敵が強大すぎるので、篤志や彼を救おうとしたチームらの活躍がほとんどない辺り、どうなんでしょうね。最終巻においては、これまで脇役に甘んじていた彼らの独壇場。囚われの身であるという理由以外にも、ここまで戦闘のインフレが発生してしまうと活躍させる余地はなさそうですしね。
そんなわけで、本来の変異種採集者の活躍譚となりそうだったシリーズは、個人的には不本意な終わり方になってしまいました。回収されきってない伏線とか、復讐鬼に身をやつしてしまった貞教と篤志の再会とか、描ききれなかったシーンが結構あるのが残念でしたね。
hReview by ゆーいち , 2007/09/25
- シリアスレイジ 7 (7) (電撃文庫 し 11-7)
- 白川 敏行
- メディアワークス 2007-09-10
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シリアスレイジ〈6〉 十星強襲
三つ巴の総力戦 盾は砕け希望は散る
篤志の変異種採集者としての成長物語は、彼を中心にした『ゾディアック』『イリーガルイージス』による争奪戦に以降。今回であらかたの決着が付いてしまいますが、この先の逆転劇の画が浮かばない。というか、残り1巻で完結させるには逆境すぎだろ的な絶体絶命の窮地に陥ってるわけですが。
強者が弱者を一方的に蹂躙するという力による論理で全てを解決しようとするD・B・Eのやり口が遺憾なく発揮されて、これまでの『強者』という認識だったイリーガルイージスの面々があっさりと退場。このインフレ具合は正直どうかなと思いますが、なにやら篤志も時々刻々と人間離れしていってるようだし、最終巻のほとんどが戦闘シーンに費やされてももはや驚かないというか。
篤志側の人間は超一流の勢力に対応しきることのできない戦力で、じり貧の防衛戦を展開することを覚悟していたのが、宣戦を構築する前段階で肝心要の篤志を奪取されてしまい、今後奪還に動けるのかどうか。作中でも語られたように、「負けない」はイコール「勝つ」ではないので、どうも作品の雰囲気からすると、完全勝利を収めて大団円というような生ぬるいオチは期待できそうにないかな。
ひとり復讐に身をやつす貞教についても彼自身の決着が描かれるかどうか微妙だし。その辺も一挙解決してくれるのだろうか?
それと、これまで様々な人間関係の伏線を張っておいて、その部分にあまり触れられてないのが微妙かな。結局今回はゾディアックのメンバーの面通し的な位置づけと感じられ、次巻への準備段階なのではないかなという印象で終わってしまいましたね。まぁ、最後まで付き合いますが。
hReview by ゆーいち , 2007/06/03
- シリアスレイジ 6 (6)
- 白川 敏行
- メディアワークス 2007-05
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シリアスレイジ〈5〉 南溟奇譚 下
様々な思惑が絡み合い、乗船船舶の爆破、遭難のコンボを喰らってしまった篤志と五乃坂。陸上以上に過酷なサバイバルにもなり得ない絶望的な状況に置かれた極限状態の心理描写はなかなかのもの。彼らを救おうとする面子と妨害工作に従事する勢力、三つどもえかそれ以上の乱戦状態のなか、それでも様々な幸運が重なって篤志らは一命を取り留めます。どれか一つでも要素が欠けていたら助かる見込みはなかったし、ともすればご都合主義になりえそうな展開なのですが、ぎりぎりのラインでしょうか。まぁ、ツキに見放されることのない強運も優秀な採集者の資質ということで。
このシリーズは、一流の採集者を目指す篤志と、彼とともに道を進もうとする友人たちの物語かと思っていたらい、どんどんきな臭くなっていきますね。篤志の持つ、適合者という特異な資質はともかく、裏で暗躍する超一流の採集者らは、人外のレベルに達しているような気がするのですが。適合者にしても、いつの間にかサイヤ人的設定が追加されてるし。残り2巻で完結ということですが、総力戦の様相を呈したバトルものとなるのやら。
篤志のもとを去っていった貞教はこのままフェードアウトしてしまうのかとか、影の薄いヒロインの栞の篤志との関係は進展するのかどうか。張られた伏線を上手く回収してくれることに期待。
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シリアスレイジ〈4〉南溟奇譚 上
続き物でした。また良いところで終わるし。
このシリーズ、描写が結構淡々としてるので盛り上がりに欠ける印象はありますが、そもその作品世界がファンタジー色薄めな近未来を舞台にしているだけに、過剰な装飾無しに事実を書き連ねることで、現実感を増しているようにも思います。
主人公の篤志の夢への情熱の背後にある、さまざまな勢力の思惑とか、過去の事件との関連とか、どんどんきな臭くなって来てますね。主人公を特別たらしめていた『スイッチ』の存在も、適合者が設定的にある程度存在してるという事実の前に、少し安っぽくなってしまったかも。それ以前に、作中で出会う真にプロフェッショナルな人々に、まだまだ及びもしないという現実に対し、篤志がどのように成長を見せるのかも大きな見所かと。挫折らしい挫折も経験せず、けれど近い未来には親友の貞教との道の違えを予感させられたり、目の離せない展開になってきました。
冒頭で初代『海龍』が発見した何かも大きく関わってきそう。薄汚れても信念を捨てきれない『掃除屋』の姿が描かれたり、とんでもない大物が登場してきたり、そうそう、先輩&お嬢コンビがなんか絡んできそうだったりと、なかなかに見応えのあるエピソードでした。続きでしっかりと片を付けてほしいものです。
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シリアスレイジ〈3〉虎落笛
主人公の影が薄! もともと自己主張の激しい性格ではなかった守屋篤志くんですが、今回はずいぶんと脇役に徹していますね。
それぞれの場所で、それぞれの物語が並列進行する群像劇的な描写に終始しているため、どうにも主題が発散してしまったような。
とりあえず、主人公一行は順調に試験をパスし、夢の実現へと着実に一歩一歩進んでいるようです。このペースで、いちいち各試験やらインターンやらでエピソードを作っていったらさすがに飽きが来るような気もしますが(^^;
で、本編とは関係のない、菱緒とお嬢こと舘森女史の掛け合いがやたらと楽しかったり。時代のニーズに沿った、なんともいいツンデレぶりです。そしてあらぬ誤解でいかがわしい想像に思いを馳せる耳年増ぶりも素晴らしい(笑)
この作品も登場人物を増やしすぎてますね。なんかあっさりと大災害に巻き込んで、退場させたりしそうですが。どうにも名前が覚えづらくて困ったモンです。と、そんな蛇足
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