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ラキア〈2〉
前作のキャラも登場したりするけど、それはプロローグとエピローグのみなので、それを除けばほとんど一本の長編で構成されたお話。かなりSF分が増えてきてる感じだけど、どうにもそのSF用語を使いたい感が強いだけで、ストーリーの味付け以上の価値はないんじゃないかな。
もちろん、登場人物たちが巻き込まれる奇妙な現象の根幹にはそういった考証によって理由付けされなきゃ説得力が出ないのかもしれないけど、前巻のオムニバス形式のように、理由は分からなくても、その中であがきながらも関係を進めていく男女の恋愛模様みたいなのが好きだったなぁ。
今回は前回のエピソードの過去にあたる話で、ラキアとあやしげなオッさんの会話から、いろいろ推測できることもあるように思います。なんか夢オチに近いような反則的な理由付けですが、そもそもラキアの存在自体が未だによく分からないものなので、その辺の謎が明かされないと評価しづらいですね。
シリアス風な展開を見せた、今回の哲平と弥生の恋愛模様は、なかなか楽しかったです。その分、前後に挟まれた後日談が蛇足にも見えてしまうのが残念ですね。無理矢理入れました的に見えちゃうんで。
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ラキア
ループする1日に囚われてしまった4組の男女を描いたオムニバス。ループという設定自体が、舞台装置以上の意味合いを持っていないように感じるので、むしろ特殊な状況下での恋愛ものなのかも。
物語を通して登場するラキアという少女の正体も、そもそも世界がループしてしまう原因も明かされないまま終了してしまい、やや消化不良な感じがしますが、この作者氏の場合は、長編よりかはこういった短編の連作の方が手慣れているように感じますね。
一応、続きが出てくるということなので、上述の謎なども少しずつ明らかになってくるとは思いますが、一冊だけで見るとやや物足りない作品だったかもしれません。次巻に期待はしていますが。
4つのエピソードの中では、2本目の「世界の異常、二つのルール」が好みでした。気さくな女友達ラヴー。
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