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不思議使い〈2〉階段のキューピッド

不思議使い〈2〉階段のキューピッド読了。

階段の怪談。どこにでもあるおまじないが今回のテーマ。でも、まじないって、感じで書くと呪いだからなぁ。今回、相対した幻象である『キューピッド』も花子さんズの菫子女史も「恋を叶える」という一点においては絶対ともいえる力を持っていたために起きた悲劇。望みを叶えるために捧げる代償が大きければ大きいほど、その効果も比例するというごく自然なルールの行き着く先にぞっとして。それでもそんな、おまじないに頼らざるを得ないほどの盲目的な恋があるのだとしたら、それはやはり純粋さを通り越した一つの呪いになってしまうのではないかなと。

人と幻象とは分かり合えないと、人サイドからも幻象サイドからも突きつけられた未嗣と杏子さん。それでも自分の道を探し、共存し分かり合う手段があるはずだと手を取り合う先に芽生えるのが恋ならば、二人の恋はどんなタイプになるのですかね。

不思議殺しなどという物騒な敵方も現れて、いきなり殺伐としてきましたが、それはそれとして、人と幻象の在り方を見つけるという、そちらのテーマも大事にしてほしいところです。

不思議使い

不思議使い読了。

学園の七不思議と協力して学校の平和を守るというのは確かに斬新。たいていは怪談の主で悪し様に扱われることが多いこれらに、人間味を持たせ、学校の生徒と協力していくという筋は少年漫画的で楽しいですね。

主人公・未嗣の終盤での唐突な名乗りはともかく、彼の経験を生かした機転での起死回生の場面は、あっさり目ながらも関心です。小物の活用もばっちりですね。

惜しむらくは、委員長・鈴のイメージが何か違うなぁと。眼鏡っ娘はいい、いいのだけど、彼女のビジュアルは私の脳内妄想とはかなり異なって違和感が最後まで払拭できないのでした。

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