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想刻のペンデュラム〈4〉
読了。
なんかスゴい駆け足で広げた風呂敷を畳んだという印象が残ってしまいますね。完結編にして、新キャラ登場してそっちにかまけっきりで、一磨兄との決着はうやむやにされてしまったし。
このシリーズ、最後まで視点が不安定でキャラクターへの感情移入がしづらかったなぁ。主人公兄妹と、巫女さんを絡めた三角関係も物語の柱の一つのはずだったのに、負け癖が付いたのか、巫女さんどんどん端役に成り下がっていってしまったのが不憫で不憫で。
バトルとか、大仰な理想とか、そんなの語った壮大な使命感溢れるお話より、日常のやりとりとか、恋の鞘当てみたいな部分に魅力を感じた作風だっただけに、新シリーズは伝奇ものじゃなくて、もうちょっと小さくまとまる恋愛中心の話を読んでみたいとも思います。
で、結局、この話で何がどうなったのか、最後までよく分からなかった(^^;
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想刻のペンデュラム〈3〉
あとがきを見る限り、本巻で完結のシリーズ。なのに、ジャンプの10週打ち切りよろしく、妙な謎を残したまま完結なんて殺生な!? やはり電撃文庫の「3巻打ち切り」説は本当なのか!?
シリーズ通してですが、ガド・レビ・アシェルそれぞれの支族の末裔に加え、封骨者やら天使やら様々な勢力が入り乱れる中、各キャラの立ち位置を確立し切れてなかったのかなぁと。どこで誰が何をしてるのか、思惑まで把握して読むのが困難でした(^^;
もう一つの軸っぽかった主人公・洸が妹のかれんを選ぶのか、あるいは幼なじみで従姉妹な巫女さんを選ぶか、結局結論出てないしー。微妙にハーレムルートへ突入した感じですが、それまでの葛藤やら何やらの意味は。
ということで、新たな覚醒境が現れる限り、俺たちの戦いは終わらないぜ! といった風情の終わり方は正直どうかと思うのでした。
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想刻のペンデュラム〈2〉
この作者は本当に兄妹の恋愛が好きですね! 主人公の洸・妹のかれん・幼なじみの沙夜の三角関係は行くとこまで行ってしまったいうか、これはハーレムエンドなのかとか思いつつも、物語は進行しているようで。あまり長丁場なシリーズになるわけでもなさそうなので、次巻でびしっと完結してくれればきれいに終わったと納得できそうな気がします。
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想刻のペンデュラム
痴話ゲンカが発展して世界の存亡を左右するお話(嘘)
お兄ちゃんラヴな妹が序盤で死亡……と思いきや、な展開はやられたなぁ、な感じです。黒い妹も良いですね。私をリリスと呼ぶな。
大仰な設定が表立っていますけど、これって結局は兄妹の恋愛を描きたかったのか的な印象を受けてしまいますね。対立する部族の因縁やら、主人公の身体に秘められた力とか、その他もろもろがあってもなくても、妹・かれんを巡る争いというのは何らかの形で顕在化したのでしょうし。まぁ、それに絡んでくる巫女さんやら、自称猟犬の妹の親友やらこじれにこじれて大変なことになってしまうのですが。
ただ、文章はあまり上手くないなぁという感じ。作中で説明すべき設定が、説明文に近くなってるように見受けられる部分が多かったのが要精進というところでしょうか。あと、用語が各方面からのごった煮な感がするのもどうなのかなぁと。彼らの先祖の部族と、キリスト教の成立のタイムラインを見ると矛盾してるんじゃないかなぁとか、ツッコミも入れられますが……。まぁ、彼らの先祖がそれら宗教の祖であるという逃げ道は残されてるような。とにもかくにも、この手の用語が入り乱れてるテキストは、ともすれば非常に幼稚に見えるだけに使いどころは重要かなと思いました。
物語的には一応の完結を見てはいるものの、伏線も残されてるので次があるのかもしれませんね。作者の人となりが、あとがきを読む限り結構共感できたりするので、個人的には応援したいかなと。よりレベルアップした作品を期待ということで。
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