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零崎曲識の人間人間
戯言シリーズとのクロスが楽しい あのひとも え、あのひとまで登場!?
零崎三天王最後の一人、零崎曲識の物語。4つの短編が時系列シャッフルされているけれど、その収束点はやはりあの場所であり、零崎一族が滅亡したという事実に変わりはないけれど、その中で生きてきた彼らの掘り下げが楽しい物語。
主人公として描かれる曲識は、彼自身が零崎としても例外的な性格をしているせいか、自らが物語を引っ張るよりは、彼らと絡むひとたちを演出したり、助力したりと脇役としての立場が大きいように思いました。双識だったり、軋識だったり、人識だったりと、彼らとの会話から感じられる彼の為人みたいなのは、良識人なんだけどなあ、でもやっぱり零崎なお話でした。
戯言シリーズのキャラも結構な頻度で登場してくるのは、やはり、あちらのシリーズとの関連が密な作品なだけに嬉しいですね。過去の話とはいえ、そこに息づいていた彼らの足跡をこういった形で見ることがで来るのは楽しいですし。
ということで、次巻が最後の人識編。また楽しみですね。っていうか、過去の作品読み返した方が良いかもなあ。
hReview by ゆーいち , 2008/03/12
- 零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス ニJ- 21)
- 西尾 維新
- 講談社 2008-03
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零崎軋識の人間ノック
読了。
戯言シリーズ本編の5年前を舞台にした新キャラ旧キャラ入り交じったオールスター的なストーリー。本編では割とあっさり退場済みな子荻とかも、設定されていた策士っぷりを存分に発揮したり、前巻の主人公だった双識は、変態っぷりに磨きがかかっていたり。
逆に、今回の主人公であるはずの軋識の活躍がイマイチだったような。二足のわらじを履いていたり、いろいろ裏のありそうな人物なのに、他の濃ゆい面子に圧倒されっぱなしというか負けっ放しというか。だからこそ、彼の物語が長く続いたという側面もあるのかもしれませんが。
人識と出夢の関係とかも余談的ながらも楽しいし、あんなキャラやこんなキャラも登場してきたりと豪華豪華。そういった部分で見れば、まさに戯言シリーズの外伝であり、ファンサービス旺盛な一冊に仕上がってるといえるでしょうね。
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零崎双識の人間試験
戯言シリーズ後半のノリに近さを感じる外伝(?) 零崎の一族の話ということで、今回のエピソードでその構成とか、成り方とか、そんな設定が明かされたわけですが、相変わらず変なキャラを登場させるのが巧いですね。本編だとアレなことになってる零崎一族の期間限定の活躍が描かれるシリーズ(?)になるんでしょうかね。続刊の話はとんと聞きませんが。
キャラクター個々の掘り下げよりは、展開としての燃えを重視しているように感じましたね。主人公が戯言使いじゃないので、言葉遊びとかそんなのより実力行使に直結するようなタイプだからしょうがないのでしょうが。まぁ、でも、とあるページの単語の羅列はびびった。
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ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い
読了。
大団円、なのか? 冒頭で玖渚といーちゃんが別れたかと思ったら、エピローグでは元鞘だし。この辺描かないのは想像の余地を残すという意図もあるのだろうけれど、圧倒的にフォローが足りないような気がします。そしてまた、サブタイトルに偽りあり。玖渚の出番、最初と最後だけじゃん!
物語的には、納まるところに納まったというか、終盤の哀川さんと真心のガチバトルは少年漫画的で非常に燃えます。ここに至るまでに、様々なひとが傷ついて失ってきた道程を完全に無視した狐さんの最後はアレですが……というか、なんか復活してるっぽい? いや、どうなってるの?
結局いーちゃんの本名は最後まで明かされず、ぐぐってみるとそれっぽい答えがいくつか見つかったりしますが、どこかで正当が見られるのかなぁ。その他にも、いーちゃんと妹と玖渚機関の略奪の顛末とか、張りまくられた伏線が回収し切れてないのですが、これは仕様ですかそうですか。
シリーズの最初のミステリ的な雰囲気が彼方に吹っ飛んで、最後は非常に少年漫画的・メタ的なストーリーに収束してしまいましたが、この魅力的なキャラたちの競演がもう見られなくなるのは残念の一語。なんだかんだこの9冊の物語、非常に楽しませてもらいました。また最初から再読するのも良いですね。あちこちの感想を巡って、新たな発見にも期待したいです。面白かった!
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ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種
読了。
冒頭から飛ばしてますね。ついに現れた橙なる種・想影真心。最強を超えた最終としての存在のでたらめっぷりには、いーちゃんならずともインフレしすぎとツッコミを入れたくなります。といか、サブタイトルに偽りありだろう。出夢くんも、結構気に入ってたキャラなのに、あっさり退場かよう。
緒戦で手痛い敗北を喫し、その途中でまた登場人物が退場し、けれどその後はなんだか淡々と進んでいった印象。人望のない狐さんは、あっさりと手駒の十三階段を手放すし、挙げ句の果てには一方的な敗戦宣言。この辺の彼の思考は全く常軌を逸してるというか、裏があるのやら巣でこうなのかが理解できませんね。
で、また衝撃的な引きで最終巻に続くと。いや、もうなんていうか、物語としてかなり破綻してるような感じがしますが、狐さんの望む「世界の終わり」とやらは、メタ的な意味でのこういう混沌としたストーリーということなのか?
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