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蟲と眼球とダメージヘア

stars シリーズ外伝 これでホントに大団円!

『蟲と眼球と白雪姫』にて完結したシリーズの後日談。最後まで出番の少なかった神蟲天皇ことダメージヘアを中心にした、後始末的なエピソード。

これまでに登場したキャラたちが一斉に登場して、一種お祭り騒ぎ。平和な世界に再び訪れる危機。だけど、なんだか気の抜けるような展開で、緊迫感よりもほほえましさが感じられるのは、神様=鈴音が幸せであるということの証左なのかなと。

まぁ、グリコはなんだかんだで幸せそうにしてるし、彼女の幸せをずっと願っていた鈴音の思いが叶ったということなら、この泡沫の夢のような幸せな世界をかいま見ることができたこともまた良し。

ともあれ、これでホントに完結かな。少々蛇足感はあるけれど、最後の最後でにぎやかな形で終わってくれたのは気持ちが良かったかな。

hReview by ゆーいち , 2007/05/31

蟲と眼球とダメージヘア
蟲と眼球とダメージヘア
日日日
メディアファクトリー 2007-05

蟲と眼球と白雪姫

蟲と眼球(めだま)と白雪姫読了。

日日日による各種シリーズの中で、初めての完結作品となったわけですが。

まさかこういうオチを持ってくるとは思いませんでした。予想の斜め上。

展開とかはありきたりなんですが、まぁ、最後の最後で彼女自身が幸せだと思える生活を送っているのだったら、このシリーズで語られてきた物語は無駄ではなかったのかなという感じです。

まぁ、強引なこじつけではありますが、各巻を通して、登場人物の性格やら役割やらが変化してるように感じたのは気のせいじゃなくて、神様とやらが望んでそのように変えていったのかなと思います。そこまでくるとメタメタで、何もかもが無意味だったんじゃないかという結論に達してしまう恐れもありますが、本作はそのギリギリの一線で踏みとどまれたのかなぁ。人によってはあまりに投げっぱなしで呆れる可能性も多分にありますが。

こういうメタな手法は多用するものじゃないと思うので、今後、日日日が抱えている他の作品の風呂敷をどのように畳むかで、実力のほどが分かるんじゃないでしょうか。どれも似た終わり方とかにならないとは思いますが、現在の引き出しの中身を全部出し尽くしてしまうんじゃないかと、そんな気が……。

蟲と眼球と愛の歌

蟲と眼球と愛の歌読了。

新キャラが出てきたと思ったら、既存キャラをあっさりと退場させたり、相変わらず容赦のない展開ですが、このシリーズも残すところあと1冊。役者は出そろい、最後の舞台の幕が上がったところで次巻へ続いた感じですね。

グリコや愚竜の望みだった、うさりん閣下の復活が、望んだ形かどうかはともかく叶えられたラスト。けれど、その展開も誰かの手のひらの上で踊らされてる感が拭いきれませんね。まだまだ波乱がありそう。これから風呂敷をたたむ過程で、どんな悪辣な展開が描かれるのやら。まぁ、むしろそういう黒さも日日日作品の味ではあるので、微塵の躊躇もなく、妥協のない終焉を迎えていただきたいところ。

所々に挿入される、誰かの回想の謎も明かされていないけれど、伏線回収の妙を見せてくれることを期待ですね。

蟲と眼球とチョコレートパフェ

蟲と眼球とチョコレートパフェ読了。

前巻のへこみまくりな引きに対して、今回はやや明るめの展開。所々で日日日氏らしい人間の悪意の醜悪さの描写などがありますが、ラストがやたらと(一部のキャラに対して)ハッピーエンドだったのが正直意外でしたね。

これまでの眼球抉子を主役にした物語ではなく、逆サイドからのストーリーで、話を引っ張るのもこれまでの敵方だったキャラだったり、新キャラだったり。視点を変えるとここまでキャラが変わるかと驚く某女史はともかく、竜ゑと御貴の関係はありがちながらも良いものです。

放置プレーを喰らってたままの愚竜と閣下こと鈴音嬢も、次では救われると良いなぁ。

蟲と眼球と殺菌消毒

蟲と眼球と殺菌消毒読了。

日日日の実力を甘く見ていたorz まさかこんな展開で責めてくるとは。そう、責められる。

不条理な世界で、不条理な理由で、生きることが罪であるかのような救いのない展開。敵方で登場したはずの手長鬼の生い立ちすらも痛々しくて、さらに使い捨てされるかのような退場っぷり。その後の某刑事とのコミカルなやりとりなどは微笑ましくて、和んだかと思ったら、真打ちとして降りかかる余りに絶望的な局面。

グリコも愚龍も、鈴音も、皆ボロボロになるまで擦り切られる追い込みようの容赦のなさが素敵。そしてへこむ。

底意地の悪さが感じられつつも、蜘蛛の糸のような救いの光明を見せたりして、先の物語に期待を繋がせる、この絶妙なバランス感覚に、ついつい次を期待させられてしまうのですよね。

某され竜のように、ホントに救いも容赦もなくなったら、それはそれで伝説になりそうではありますが、表紙に釣られて買った人いたら、泣くぞ、マジで。

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