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赤人 Tag Archive
らでぃかる☆ぷりんせす! さーど
――さあ、柳楽君。この世の終わりがやってくるまで、私としっぽり愛し合いましょう。
ついに己に秘められた力を知ってしまった異星の王女モニカ。力に振り回されずむしろ逆に柳楽を守ってみせるとまで豪語する彼女だったのだが……。一方そのころ、発明お嬢様アリサは「ライバル誓約書」なるものを作成、モニカにサインさせて勝負を挑む。しかし、どうやらその思惑には柳楽への甘酸っぱい感情も混ざっていて……?
自らの力をまだ満足に御することのできないモニカ。けれど、力に目覚めた、その嬉しさが空回りしてトラブルを振りまく第1話。人心掌握とか危険すぎますって! さらにそれが暴走して明後日の方向へみんなの感情が向かってしまったおかげで、またしても柳楽は命からがらの逃避行。途中でちょっと美味しいイベントとかもあったけれど、やっぱり割に合わない展開ですねえ。モニカの性格自体が少し反省してもその後テンション高まると、すぐに忘れてしまう難儀なものなので、彼女と一緒にいる限り、巻き込まれ具合はどうにもならないでしょうねえ。
そして続いてはギャグパートの王道イベントのひとつ闇鍋。まぁ、この題材自体、文字通りどう料理しても大変なことになるのは間違いないわけで、のっけからカオスと化す地獄の釜のような惨状にひとりまたひとりと倒れていく戦士たち。なぜひとは分かっていても危険な食材を放り込まずにはいられないのか? それはそこに鍋があるから……!
最後は海外バカンスどころか地球外バカンス。ついに地球上では物足りなくなったのか、宇宙へ飛び出す柳楽一行。もともと何でもありなキャラばかりでしたが、フリーダムさに拍車がかかる一方。そろそろ名も知らぬどこかの惑星の一つや二つトラブルで消し飛ばされそうですが……。それはそれとして(一方的な)ライバル関係だったモニカとアリサの和解とか起こるべきイベントは起こるべきタイミングで起きてるのかな? これで恋と友情のどちらを取るのかというフラグが立ったわけですが、言い寄られる側の柳楽の方がそんな感情をとんと抱いてないような雰囲気なので、この膠着状態はまだまだ続きそう。
そんな感じでひたすらドタバタが繰り広げられた第3巻、物語的には風呂敷が広がりきってるような状況なので、今後また新キャラが投下されるのか、あるいは当初の目的通りに柳楽を巡る宇宙人たちの思惑が火花を散らし合うようになるのか? もしかしたら一之瀬さんが日の目を見るときが訪れるかもしれませんね。……ああ、それはないか(笑)
hReview by ゆーいち , 2009/11/08
- らでぃかる☆ぷりんせす!さーど (電撃文庫)
- 周防 ツカサ
- アスキーメディアワークス 2009-08-10

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らでぃかる☆ぷりんせす! せかんど
――というわけで、俺と勝負しろ! 愚弟改め賢弟よ! いや、賢弟は言いすぎか! とにかく! この俺にお前の真の力を見せてみろ!
異星の王女様モニカをライバル視するこれまた異星の大企業の令嬢アリサが柳楽たちの学校へ転入することになった。なんとかモニカの鼻をあかしたいアリサは、モニカが求婚している柳楽を籠絡し、自分のものにしてみせようとあれこれ画策してみたり。そして登場する柳楽家長男・恭平。破天荒な性格から生まれた奇天烈な企画で、なぜか兄弟で敵味方に分かれバトルすることに。肌色成分豊富な対決、ポロリもあるよ!?
スゴい勢いで登場人物が増加するわ、サービスシーンはふんだんに盛り込まれるわで、まさに作家の魔改造が奏功したのかと思えるようなこのシリーズ。今回は挿絵もグッジョブなものばかりで、特に132ページ辺りは人前じゃ絶対に開けませんね! モニカさん、えろいよモニカさん。
もう、このお話には深いことを求める意味はないんでしょうねえ。柳楽の周囲に現れる美少女たちとのキャッキャウフフなハーレムライフと、はた迷惑な隣人たちが巻き起こすトラブルで生まれるサービスサービスぅな肌色なシーンを頭を空っぽにして楽しめばいいんじゃね? な展開ですね。いや、このタイプのお話も気軽に読めるし、ニヤニヤできたりもするので悪くはないんですけれど。
柳楽の正妻(?)ポジションのモニカはなんだかアホの子と化してて、ラブ寄りの要素よりもどちらかというとコメディ要因と化してるのが微妙に可哀想。まだまだ変身の余地を残している彼女の戦闘力はどこまで上昇するのやら(笑) 大事な設定が早くも2巻にして忘れ去られていそうですが、まぁ、それはそれで。
新登場のアリサ嬢も、異性とのふれあいの経験値が低くて照れ照れなところは初々しいんですが、それが後半ほとんど活かされていないのがもったいないかなあ。柳楽と良い雰囲気になったりして三角関係の急先鋒として期待したいんですが、次巻以降で活躍の余地はあるのかどうか?
あと、相変わらず損な役回りの一之瀬さんは、作品内での扱われ方が確定してるっぽいので、多くは望みません。カラーページとかで最大の見せ場を使い切ってしまったようなので、今後はさらにネタキャラ化が進行してしまうのではないかと、ワクワクが止まりません。
hReview by ゆーいち , 2009/05/18
- らでぃかる☆ぷりんせす! せかんど
- 周防 ツカサ
- アスキーメディアワークス 2009-05-10
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らでぃかる☆ぷりんせす!
素晴らしいです! これはもう奇跡としか言いようがありません! ビンゴなのです! 柳楽さんは私の運命の人なのです!
柳楽の前に現れた金髪美少女、モニカは突拍子も無くいきなり結婚を申し込んできた! 実はモニカは異星クレメンツの温室育ち王女さま。地球にやってきたのは、優秀な遺伝子を持つ男性を見つけ結婚するためだとか。そんな彼女は、絶望を感じるとありとあらゆる災厄を呼び寄せてしまう面倒な血を引いていて……。
コメ要素満載のドタバタストーリー。彼女を絶望させたら地球が滅ぶ! とか、全世界を人質にして結婚迫られてもー!? 主人公の柳楽は思春期まっただ中、気になる子もいる健全な青少年、突然美少女に言い寄られたかと思ったら、別に彼に興味があるんではなくて遺伝子がほしいだけとか、アレ、なんかどこかで聞いたことがあるような……?
ともあれ、世間知らずの甘えっ子お姫様モニカと、彼女を(嫌々)護衛するリリアンさんの強引な協力、そしてなぜか一気に親密になりつつある柳楽のちょっと気になる彼女・朝霧さんの秘密、と柳楽の周囲の女の子はみんな癖が強くてひと味違いますよ?
で、正統派なライバルキャラの実力たっぷりのはずの同級生・一之瀬さんは不憫で不憫で……。作者、意図的に彼女をいじめてますね! いやさ、しかし、この彼女のスルーされっぷりを愛でてこその空気キャラ? まぁ、でも、柳楽から異性として意識されていないわ、クラスメイト中からもモブキャラ扱いされていたりと、この報われなさっぷりがなんとも涙を誘いますな。次のエピソードでは少しは見せ場を与えてください。
終始テンション高くて、ラブ要素がかなり薄めですが、この賑やかさと女性キャラ陣の可愛さは良い良い良い。地球の常識知らずなモニカは、いまだ恋愛のなんたるかを理解していないせいで、デレデレ感が皆無なのが残念ではありますが、これから少しずつそういった気持ちを理解していて、ラブ要素全開の展開を期待したいですね。
hReview by ゆーいち , 2009/01/18
- らでぃかる☆ぷりんせす! (電撃文庫)
- 周防 ツカサ
- アスキーメディアワークス 2009-01-07
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ばけらの!〈2〉
うん。でも大丈夫。わし、たぶん答えわかった。大事なものだよ。きっとヒカルさんにとっても大事なものだよ。
GA編集部の企みにより、沖縄行きが決定したばけもの作家たち。ただし参加者は5人まで。すでに4人を女性陣によって埋められ、残された最後の席を巡り、ヒカルとエムが勝負をすることに! お題目は……ラーメン対決!? いま、ラノベ作家によるラーメン勝負の幕が上がる。ああ、沖縄、リア充の島よ。そこで待つ、出会いとトラブルとは……。
一発ネタで終わると思った『ばけらの!』まさかの第2巻。うむむ、イヅナ抱き枕カバーといい、今回のサービスカットのための旅行企画といい、GA編集部はこの作品を延命する気満々だなっ!?
……まぁ、そんな裏事情を勘ぐるのはともかく、やっぱり楽しい実録(?)作家生活を綴ったメタストーリー。いや、ヒカルの性格は相変わらず杉井作品の主人公のテンプレ通りなんだけれど、言動がどうしても作者本人を反映しまくっているような……(笑) またしても、いけぬこ研究会の面々のお言葉や、さらには今回新登場したキャラの元ネタっぽいこのひとやこのひとのコメントにも期待がワクテカですよ! レーベルを超えて次々に作品に参戦するラノベ作家たち、もう、この作品はこんな展開でいいよっ。別に大層なストーリーとか感動の結末とかなくてもいいよっ。
といいつつも、なんだかんだで綺麗に落としてくれるのはさすがというか。前巻のような感動に向けた展開ではないものの、ちょっといい話的なヒカルとイヅナのラヴラヴなクリスマスでの締め。なんだよ、この展開、くそう、イヅナは怒っていても、いじけていても、暴れていても、泣いていても、笑っていてもかわいいなあ! 挿絵も素敵だし、そんなイヅナの喜怒哀楽を愛でるだけでもお腹いっぱいです。
ま、そんな感じでヒカルとイヅナの距離はだんだんと近づいていってるような。もうさ、リアルが元ネタなのは判ってるけど、このふたりにはとことんラヴラヴになってほしいと思うわけですよ。というか、それだけ見ていれば私は満足ですね。
さて、次はいかなる人物が犠牲に参戦するのやら、そんな意味でも続きが楽しみな作品ですねえ。
hReview by ゆーいち , 2009/01/17
- ばけらの!2 (GA文庫 す 2-2)
- 杉井 光
- ソフトバンククリエイティブ 2009-01-15
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ばけらの!
- 2008-09-19 (金)
- ライトノベル
ばかだから、小説家になったんだ。他に、なんにもできないから。
とあるラノベレーベルからデビューした新人作家・杉井ヒカルの周囲の作家陣は美少女揃い。同期も先輩も余すところなく(一部例外あり)! けれど残念なことに、そんな彼女たちは人間ではなかったのです!! これは、「実在の作家さんとは一切関係ありません」なんて言い逃れをしたいけれど、しっかりはっきりモデルいるよね、な愉快な面々の織りなす日常という名の物語。
「いけぬこ研究会」の面々をモデルにしたという杉井光の新作はメタメタでやたらと楽しい自堕落な作家生活を赤裸々に描いた意欲作!(えー
まぁ、結局は工場長イヅナの可愛さが成分の大部分を占めているような気がしないでもないですが、その他の面々も個性的で、良い感じにデフォルメされて描かれていますねー。性別が反転してるキャラが多いけど、なんか性格はそのまんまなんじゃあと思えてしまいそうな生々しさも感じられたり。もう、どこまでがフィクションでどこまでが実話なのか、誰か教えてぷりーづ!
似たような作品に、川上稔の『遭えば編する奴ら』がありましたが、あちらが燃え*1に傾いていたとすれば、こちらは萌えに特化してる感じ。まさか、ラノベ作家に萌える日が来ようとは。ダメだ! もう、支倉凍砂と杉井光はイヅナとヒカルで脳内キャスティングが完了してしまった!!
キャラの元ネタとかは ネタ満載な「ばけらの!」元ネタ解説一覧 を見るとして、物語的にもなかなか良い感じに仕上がっているのではないでしょうか。新人作家のヒカルが、同期のイヅナとじゃれ合いながらお気楽作家ライフを満喫する中で、ふたりを襲うしめきりという名の悪魔。他の作家たちの誘惑に負けず、作品を仕上げることができるか!? なんて緊張感はなくて、けれど終盤の展開にはお約束を感じながらも、その温かさにじんとしたり。作家としての物語を書くことへの思い、みたいなものが感じられたりすると、もう、琴線揺さぶられまくりなのですよ。
エピローグにあたる「あとがき」の章が時系列的に意味深な感じがしますが、そんなの華麗にすっ飛ばして、これからも続いていくヒカルとイヅナのらぶらぶ同棲生活に思いを馳せるのもまた一興でしょう(笑) てか、もう、深く考えずに、この世界をまるまる楽しんじゃえば、勝ちなんじゃないですか?
杉井光の作品はやっぱり大好きだ。みんなにおすすめ。最近のはね。気になったら『火目』もよろしく!
hReview by ゆーいち , 2008/09/19
- ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
- 杉井 光
- ソフトバンククリエイティブ 2008-09-16
- あとはどうしようもなく変態揃いになってましたね。有沢まみずの両作品でのキャラの違いがすさまじいことに(笑) [↩]
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