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ご愁傷さま二ノ宮くん Tag Archive
ご愁傷さま二ノ宮くん〈10〉
おかえりなさい二ノ宮くん。そしてありがとう。こうしてわたしたちがここにいられるのも、みんなあなたのおかげです。
ヒルダの手にある“神精”・真由を賭け、十氏族の実力者による争奪ゲームの開催が宣言された。失われた10年前の記憶を取り戻すため、そして決して失うわけにはいかない真由を取り戻すために、峻護は駆ける。峻護の、真由の、麗華の、三人の物語に決着を付けるために、そして新しい物語を始めるために。
ということで、本編完結。遠回りした割りには、本当に落ち着くべきところに落ち着いたという感じですね。むしろ、後半の数巻は風呂敷を広げすぎたせいで、ラストの収拾具合が大変なことになっているような。
序盤で語られていた前提が覆る覆る。そりゃ、誰も真実を知らなかったからそういう展開もアリと言えばアリですが、しかし、10巻に渡って繰り広げられてきた峻護と真由と麗華の関係が、この巻で思いっきり帰られてしまった感じがして、どうにも唐突さがぬぐえません。
勘ぐってしまえば、アニメ化とかで引き延ばす必要があったのかも知れないけれど、やっぱり修学旅行の辺りからちょっと路線が怪しい感じになっていたような気がしてなりません。話の規模が大きくなったのに、突き詰めていくと結局は三人のお話だったわけで。
まぁ、話のまとめ方としては嫌いじゃないです。このエピローグだけ見れば、ハッピーエンドの大団円。ただ、ここに至るまでの紆余曲折の意味がないというか、まさに骨折り損のくたびれもうけ、ご愁傷さま二ノ宮くん。
ラブコメ路線で突き進んでくれればもっと楽しめたのかな。短編集は早々に切ってるんだけど、そっちの成分を補給したくなったら手を出してみよう。
hReview by ゆーいち , 2008/09/27
- ご愁傷さま二ノ宮くん10 (富士見ファンタジア文庫 す 1-1-10)
- 鈴木 大輔
- 富士見書房 2008-09-20
- ★★ | ご愁傷さま二ノ宮くん | ライトノベル | 富士見ファンタジア文庫 | 読書感想 | 鈴木大輔
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ご愁傷さま二ノ宮くん〈9〉
どうせ、おれがいずれ向き合わなきゃいけないことだから。だったら先延ばしにするんじゃなくて、今すぐにやらないと。
二ノ宮家は瓦解した。それは、帰るべき家の崩壊ではなく、そこに住まうひとびとの離散を意味している。麗華は去り、真由は消えた、そして、涼子と美樹彦は他の十氏族と日本の覇権を賭けた暗闘に身を投じる。ひとり残された二ノ宮峻護は、混迷を極める現状を打破すべく、すべてを取り戻すために記憶を辿る旅路を進む。全ては彼がふたりの少女と出会った10年前に始まっていたのだから。
……ううむ、前巻の展開がほとんど意味なくないですか。というか、峻護が記憶を取り戻す、なんて選択肢を今さら選ばせるために、ヒルダなんてチートキャラを出したのでしょうか。
ってなわけで、ほぼ全編が峻護と真由、麗華が初めて出会った10年前の過去話。しかし、そこで何かが明かされたわけではなく、最終巻への引きでしかないので、単巻で見ると盛り上がりはないは、ガキの峻護は仮面被ってるような良い子ちゃんでムカつくわ、いろいろと不満が募ってしまいますね。
ヒロインのはずの真由の出番はないし、麗華さんもなんだかなあな境遇に。
果たして、これからどういった展開を見せて、大団円を迎えるのか、迎えないのか。未消化の伏線多すぎるし、けれど、それを理由にした駆け足じみたラストエピソードは勘弁ですね。
hReview by ゆーいち , 2008/06/26
- ご愁傷さま二ノ宮くん9 (富士見ファンタジア文庫 149-15)
- 鈴木 大輔
- 富士見書房 2008-06-20
- ★★ | ご愁傷さま二ノ宮くん | ライトノベル | 富士見ファンタジア文庫 | 読書感想 | 鈴木大輔
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ご愁傷さま二ノ宮くん〈8〉
傲岸不遜な神戎の姫登場 彼女の「宿題」に峻護が出した答えは?
ヒルデガルト・フォン・ハーテンシュタインは傑出した神戎である。峻護を攫った彼女は、涼子・美樹彦の嘆願により真由を救うために二ノ宮家へ降り立つ。規格外で、あらゆる面において隔絶した性能を誇るヒルダは、峻護に告げる。己の価値を示し、自分を動かして見せろ。さもなくば死ぬまで奴隷としてその精気を絞り尽くしてやると。
前巻までの京都編がもう微妙でどうしようかと思っていたら、意外に面白かった第8巻。新キャラ・ヒルダの登場で、物語が一気に加速していきます。そして、ラストでは真由に封じられていた、もう一人の彼女の正体が明らかに……ってここはホントに早い段階で予想が付いてる部分ですが。
設定的に最強キャラが出てきて、ある程度風呂敷は広げ終わった感じ。あとは未だに明かされていない、麗華や真由の中に潜んでいる、もうひとりの存在の意味、そして神精と目されている峻護の今後ですかね。今回、麗華は思わせぶりなことを語り、真実を告げられる立場にありながら空気だったしなあ。帰路の空上で、何を告げられたのか、情報の出し惜しみされるとちょっともやもや。
超然とした存在であるヒルダの価値観とか行動理念とか、その辺については、まぁ、お話ですしね。彼女の気まぐれ一つで世界が傾きかねないにしては、どうにも安っぽい理由で動いていたものです。齢10歳超にして枯れてしまっては、確かにこの先の人生楽しみはないとはいえ、彼女の孤独や倦怠、周囲との断絶に感じる様々な感情が作中であまり描写されてない辺りが、彼女の浮世離れした存在を描いているようで、けれど彼女に共感はできなくて微妙なところ。
エピローグは、また良いところで引いてる感じ。この調子だと10巻くらいで完結できるのかな。変な引っ張りはなくして、あとは大団円へ向けて進んでほしいところ。
──そうか、最近うちのサイトの検索語で気になっていた「ご重傷さま二ノ宮くん」とは、このエピソードのことを示していたんだよ! ΩΩΩ<な、なんだってー!?
お後がよろしいようで。
hReview by ゆーいち , 2007/11/03
- ご愁傷さま二ノ宮くん 8 (8) (富士見ファンタジア文庫 149-11)
- 鈴木 大輔
- 富士見書房 2007-10
- ★★★ | ご愁傷さま二ノ宮くん | ライトノベル | 富士見ファンタジア文庫 | 読書感想 | 鈴木大輔
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おあいにくさま二ノ宮くん 〈2〉
う~ん、短編集は本編以上に微妙なノリ
雑誌掲載の短編を集めた番外編の第2弾。いつにも増して微妙な感じががが。
新キャラとして投入された無能霊能力者・まつりが激しくうざいんですが。というか、全7編のうち彼女がらみのエピソードが3つある時点で、終わってるというか。それに加えて、真由の脳天気さに拍車がかかって、もうどうにも救いようのないどたばたに終始してるのがなあ。スラップスティックな雰囲気に至る以前に、やかましいと思ってしまう時点で、今回のは外れといわざるを得ないですねー。
本編以上に頭を空っぽにして読むタイプの物語だとは思うのですが、本編とのキャラクターの雰囲気が必要以上に変わってる感じがすると、番外にしてもキャラを崩しすぎるのはどうなのかなあと思ってしまいます。
今回も麗華嬢は出番少なめでしょんぼり。なんというか、『おあいにくさま~』において、彼女はお色気担当というか読者サービス担当というか。いつも以上にラストのイラストはセクハラ具合が大変なことに。えろす。
本編も微妙になってきてるし、次の巻で切るかもなあ……。というか、今回の本買ってるの忘れてたんですが(^^;
hReview by ゆーいち , 2007/08/13
- おあいにくさま二ノ宮くん 2 (2) (富士見ファンタジア文庫 149-9)
- 鈴木 大輔
- 富士見書房 2007-07
- ★★ | ご愁傷さま二ノ宮くん | ライトノベル | 富士見ファンタジア文庫 | 読書感想 | 鈴木大輔
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ご愁傷さま二ノ宮くん〈7〉
アニメ化が決定したりと順風満帆な『ご愁傷さま二ノ宮くん』シリーズ第7巻。前巻から引き続いて、波乱の修学旅行・後編。なんだけれど、ストーリーの引き延ばしにかかってませんか?
前巻の引きで衝撃的な場面を見せつけられて、心ここにあらずな真由と渦中の主人公・峻護。ふたりを籠絡しようと手練手管の限りを尽くす奧城兄妹の空回りっぷりがシリアスな展開を目指しつつもどこかコミカル。というか、どんだけ人材不足なんだと思わざるを得ないような展開。
物語の背景で暗躍する十氏族やら、神精やら神戎やら、だんだんとスケールの大きくなっていくストーリー。次巻は日本を飛び出して舞台はヨーロッパ? 音信途絶の涼子や美樹彦は殺しても死にそうにないから、きっと存分に暴れてくれるんでしょうが。なんだか峻護が囚われのヒロイン役になってしまったり、真由の扱いがどんどん微妙になっていったりと、当初の展開からはずいぶんと異なった印象の最近の展開。
どんな結末を目指しているやら?
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