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ベン・トー 2 ザンギ弁当295円
心を濁すな、狙いを澄ませ。今、想うべきは一つだけだ。
半額弁当争奪戦の世界に足を踏み入れた佐藤洋のもとに、従姉の著莪あやめがやって来た。彼女も、洋と同じく気高き狼たちの一匹であり、すでに「湖の麗人」の二つ名まで持っていた。あやめの目的は、「氷結の魔女」槍水仙との対決。しかし、あやめと仙との邂逅は、大きな陰謀のもと張り巡らせられた戦いの初戦に過ぎない。その背後には、帝王と呼ばれる東区内最強の男の影があった。
この無闇やたらと食欲をそそられる弁当の描写はなんとかなりませんかね!? 食べたくなって仕方がありませぬ!
とまぁ、半額弁当を命を賭けて争い、戦い、奪い合う狼たちの物語の第2巻。今回もバカなノリと熱い戦いと、そして、増量したエロコメ分でお腹いっぱいになること間違いなしですね。
洋は相変わらずギャグパートな部分では身を挺して、さらには貞操の危機に瀕してまで、笑いを提供してくれますが、ひとたび弁当を巡る戦いの場となれば、時にはライバルと共闘し、時には完膚無きまでに打ちのめされ恐怖に飲まれ、時にはその恐怖をすら誇りを持って真正面から立ち向かう、となんだか主人公らしい見せ場が多かったですよ?
今回の敵、帝王は気高き狼たちの戦場を、己の欲望のために穢そうとした倒すべき相手。その陰謀によって手傷を負った最強たる魔導師の窮地に駆けつける洋とあやめが勝利の鍵。その背後で生まれていた、帝王配下のラチェットとの友情じみた心の交流だったりも熱かったですねえ。
にしても、あやめの登場で、ヒロイン格がさらに増えました? 仙自体は洋を特に何とも思っていないようだし、白粉は腐りきってるあっち方面の住人だしで、一番有利なポジションというか、このままくっついちゃいなよ、的な立ち位置にいるのですが、肝心の洋自身が、ヘタレというか、空気読めてないので、その辺、あやめからのさらなるプッシュを期待したいですね。主に乳房的な意味合いで。っていうか、当たり前に抱き合ったりって、それ、もう恋人同士ですからっ!!
hReview by ゆーいち , 2008/07/06
- ベン・トー 2 (2) (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-4)
- アサウラ
- 集英社 2008-06-25
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ベン・トー―サバの味噌煮290円
狼は生きろ 豚は死ね! 半額弁当を巡る熱き戦い!
半額弁当を買う。ただそれだけのことに激しい情熱と信念と燃やす狼たちを描いた物語。超人的なバトルをしているのに、その目的が数百円の弁当というのがなんとも変。目的はごくありふれているのに、そこで繰り広げられる真剣そのものの闘いがこの上なく熱いですね、なんだこれ。
氷結の魔女と呼ばれる槍水仙。最強の名を欲しいままにする魔道士。そして、名も知らぬ狼たちの闘いの熱に当てられ、一介の犬から一端の狼へ成長していく佐藤と、なぜか一緒に行動をともにしている白粉。みんながみんな、存在意義を賭けるかのような真剣勝負に身を投じ、そこから互いに認め合ったり反目したり。誇り高き狼たちの姿は、やってることは下らないのに、いちいち格好いいから困ってしまいますね。理由はどうあれ、真剣に生きて、真剣に戦って、そして真剣に食べる。
単なる弁当ではなく、この闘いの果てに手にしたそれだからこそ得られる満足感と、至上の味。自分の手で獲得したその弁当でしか味わえない、その一品は単なる売れ残りではなく、大きな価値のあるものなんだなあ。佐藤の闘いと成長を見ていくと、バカらしいようでいて、本気しかなかったように思います。
基本的にバカなんだけれど、弁当に関することに関してはどこまでも真剣に書かれていて、なんとも変な感じがしますね。他に例を見ない奇抜な題材ですが、だからこそこれまで見たこともなかったような面白熱い真剣勝負を堪能させて貰いました。未消化の伏線も結構あるので、これは続刊が期待できる?
hReview by ゆーいち , 2008/02/28
- ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-3)
- アサウラ
- 集英社 2008-02
- Comments: 0
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