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ほうかご百物語〈3〉
頑張るよ、僕は。僕にとって、イタチさんがいてくれるのは、ほんとに嬉しいことだから。
美術部幽霊部員の穂村の依頼で、雪深い温泉宿の怪異退治に出かけることになった真一たち。冬休みの小旅行に浮かれる真一たちを待ち受ける妖怪の恐怖とは……!? そして、そんなこんなで冬休みが明けて三学期に突入。しかし、真一とイタチさんをかつてない最大の危機が襲って……。
光あれ! ――或いは、火取魔の事
雪山温泉宿妖怪事件、問題編。嘘。本当はお風呂でドッキリ!
サービスカットが眼福もの。そして奈良山くん、大活躍。さすが、枯れてるだけあって達観してますなあ。
真一のイタチさん礼賛はどんどん直球になって行ってるような。
幸せの形 ――或いは、雪女の事
人間と妖怪の結ばれるエピソードは数あれど、多分一番ポピュラーな雪女のエピソード。
いやいや、イタチさんは、こういう前例があるのを目にして、どう思ったんでしょうね。真一からの大プッシュを受けつつ、いつかは別れを考えていたのかもしれないけれど、少しは考えを改めたでしょうか。
まぁ、先のことは分からなくても、現時点でバカップルぶりは、負けず劣らずですよ?
男なら ――或いは、木の葉天狗の事
なんかKOFのキャラが乱入してきたような。
真一と対決、そして目覚める友情、とはならず。なんか妙なヤツに目を付けられたなあと言う感じ。でも、知恵と勇気で頑張って勝利、はなかなか。
そして、赫音との関係をちょっと疑って問いただす
二人きりの世界 ――或いは、天の邪鬼の事
裏真一覚醒? なんかいきなり切れると別人に見えて仕方がないというか。
これと次のエピソードは割と大きめの陰謀が背景にありそう。
学ランを羽織った
……なんかそんな感想しか出てこないなあ(笑)
精一杯の冴えたやり方 ――或いは、白澤の事
最大級のピンチ到来!
なんだか、こういった明確な悪意が描かれると、ちょっと作品的には路線が違うのかなあという気がしないでもないですが。
少年マンガの王道よろしく、皆の力を結集しての逆転劇、そしてホントにスゴいの? と思われていた稲葉先生の獅子奮迅・一騎当千の大活躍。さすが九尾半端ない……。
今回は割とサブキャラに活躍の場が多かったですねー。
そしてエピローグ
良い感じにお話を締めてくれましたね。迷い家の伝承を上手く使ったラストシーン。真一とイタチさんが共に手と手を取り合って歩んできたのは間違いじゃないし、これからもきっと間違えることなんてないだろうなあと。
ほら、やっぱりハッピーエンドが最高じゃないですか。
hReview by ゆーいち , 2008/10/12
- ほうかご百物語 3 (3) (電撃文庫 み 12-3)
- 峰守 ひろかず
- アスキー・メディアワークス 2008-10-10
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ほうかご百物語〈2〉
ぼくは決めたんだよ。学校に湧く妖怪は、もう一匹たりとても見逃がさないって。
イタチさんを一員として迎え、学校の不思議現象への対処は美術部の役割になっています。今日も今日とて持ち込まれる相談事を、まじめなイタチさんと一緒になって解決。犬神憑きに、秋祭り、プールの怪異、そして年末の大決戦まで、二学期も盛りだくさんでお送ります。
イタチさん、かわいいよ、イタチさん。
もう、なんかそれだけで十分なくらいの展開ですが、新キャラも迎え賑やかささらに増の第2巻。
妖怪退治のバトル分は最後の章以外はかなり薄いのかなあ。いや、どれもこれも、緊迫感とは縁がないので、どこかほのぼのとした戦いになっているんですが。
そうすると、後はイタチさんの可愛さをとことん楽しむだけになるわけですが、今回もなかなかにサービスシーンも多くて、水着ですよ、水着。照れ照れな彼女の姿を眺めつつ、まったりと楽しむのがこの作品の正しい楽しみ方かも。
最初にイタチさんと交わした約束は、最後まで果たすつもりのない約束として、真一と彼女の間で共通の認識に変わっていったのかな。人間世界慣れしてないイタチさんが、年越しの後、真一と嬉しそうに交わした会話は、この先の幸せも暗示していそうですね。
hReview by ゆーいち , 2008/06/14
- ほうかご百物語 (2) (電撃文庫 (1606))
- 峰守 ひろかず
- アスキー・メディアワークス 2008-06-10
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ほうかご百物語
白塚真一くん、あなたの、血をね、吸ってもいいかな?
夜の学校で少女に出会った。自分の名を呼び、血を吸いたいという、この世の物とは思えない美しさと可愛らしさを持った少女。妖怪博士な先輩・経島の言を思い出し、彼女の正体をイタチの物の怪と看過した真一は、辛くも難を逃れる。彼女をモデルに絵を描きたいと、約束を交わし分かれた翌日、彼女は再び現れ、真一に告げる。「約束、果たしに来たよ」
イタチさん、かわいいよ、イタチさん。
ちょっと、言葉がつたなくて、恥ずかしがりで、けれど一生懸命なイタチの物の怪、イタチさんと、彼女をいつかモデルに絵を描くことを人生の目標に定めてしまった真一の出会いから始まる物語。
なんだかどこかで聞いたような妖怪があれよあれよと出てくるけれど、なんとなくほのぼのテイストで解決して、イタチさんのかわいさをとことん堪能してやれと言わんばかりの短編連作でした。
サブキャラクターたちも魅力的で、彼らの会話が楽しい楽しい。うんちくに偏ってる感じもしたけれど、その辺の味付けはともかく、こういうほのぼの系は気持ちよくて好きですね。きれいに終わってるんで続くかどうかは分からないけれど、もうちょっと先の話も見てみたいなあ。
hReview by ゆーいち , 2008/02/15
- ほうかご百物語 (電撃文庫 み 12-1)
- 峰守 ひろかず
- メディアワークス 2008-02-10
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