Home > Tags > 日日日

日日日 Tag Archive

狂乱家族日記 拾壱さつめ

stars 最後まで、僕をその嫌な名前で呼ぶ。馬鹿は死ぬまで治らない。地獄では、もうちょっと巧くやるんだね……。

不解宮ミリオン暗殺により、『世界会議』は開催の前から暗雲が立ちこめている。犯人も、その目的も不明な状況下で、神聖合衆国へ到着した乱崎一家は異様な不安と緊張の中にいた。そして、世界の代表が一堂に会する会議当日、彼らの前に姿を現したのは予想だにしなかった人物で……。

『閻禍伝説』の真実がついに明かされる!

なんだか、これまで引っ張ってきた設定が思いっきり覆されてる気がしますが、それはこの巻で始まったことじゃなくて、これまでも『来るべき災厄』編とかでも、意外な真実を提示してきたシリーズだから、今さらかもしれませんね。

これまで断片的に語られてきた、閻禍、朝夜、泪雨夜、そして月香、SYGNUSSら、千年前に起きた全ての物語の始まりである彼らの物語の全容がようやく語られました。そして、その因縁が、作中現代において尾を引いているとは。あの人物があの人物であるかと思っていたら、そこは斜め上でしたよ、と。

今回で、そんな過去から引きずってきたしがらみの大半は、収まるべきところに収まった感じ。けれど、一番大事な部分が、最後の問題になってきそうな流れですね。

けれど、次は、現代を生きる乱崎家にとってはちょっと身近な部分でのお話になりそう。なかなか表だって語られることなかった銀夏と黄桜一家にまつわる部分、今回登場した彼女も大きく絡んできそうだし、何よりも姫宮の因縁に囚われたままの千花や優歌を本当に救う意味でもたいせつなエピソードなりそうですね。泣き続けて、ようやく立ち上がった千花が、相対しなければならないのは、銀夏にとってあまりに大きな存在の人物。いよいよ人物が多くなってきてこんがらがってきましたが、結局最後は小さな小さな家族のお話に収束して行きそうな感じですね。

hReview by ゆーいち , 2008/12/21

狂乱家族日記 拾壱さつめ
狂乱家族日記 拾壱さつめ (ファミ通文庫)
x6suke
エンターブレイン 2008-11-29

アンダカの怪造学〈9〉 Hyper SamuraiSoul

stars 天網恢々疎にして漏らさず――正義の味方、ただいま推参!

人類側の最終兵器となった伊依。そして、その最終兵器に対抗する手段を講じつつある魔軍。膠着状態に陥った戦局を覆すには、伊依の力だけではもはや足りなくなっていた。そんな状況で進行を開始する虚無大公の軍勢。かつては魔王に匹敵するとも言われた虚界の四大公の中でも別格の存在。彼に対抗できる力は、最終兵器ではなく決戦兵器。そして、決戦兵器完成の鍵は禁忌たる物造と、その申し子たる舞弓が握っている。

虚無大公との戦いを通じて、虚界誕生にまつわる謎だとか、舞弓の特殊性に秘められた過去、今までいろいろとほのめかされていた伏線が一気に回収された感のある第9巻。

いよいよ魔王との決戦も間近に迫り、ようやく舞弓、再起のとき。これまでさんざん伊依に水を空けられた感のある舞弓ですが、やはり正義の味方を自称する彼女はひと味違う。伊依の信じ抜く強さとはまた違った、貫き通す強さをここにきて見せてくれましたね。舞弓自身の出自に関わる秘密は、これまでの登場人物たちの背負ったものに比しても、重いやら苦しいやらあるのに、それを気合い一閃振り切って伊依の力になるために馳せ参じる、これまで馬鹿っぽいと思えていた彼女の正義感が、ことここに来て誰よりも頼りがいのある姿に見えるのは、間違いじゃないでしょうねー。

そして、そんな業を背負わせ、自らもそれ以上の咎を背負ったつもりの虚無大公こと影文くんの物語もひとまず完結。過去に生まれた憎しみを回り回ったあげく果たすことはできなかったけれど、それはまた別の形で伊依や舞弓がケリを付けてくれる問題。今の彼に与えられた世界は狭いけれど、それは、かつて彼が得ていた世界に勝るとも劣らない、かけがえのないものになっていくんじゃないのかな。真子ちゃんもようやく報われた、良いエピローグでした。

さてさて、そんな感じで、魔王サイドは最後の攻勢をかけるべく謎のキーワード・侵略兵器&MC計画とやらが着々と進行している模様。人類側にふたつの切り札が揃って、もはや死角なしという感じになってるのですが、それすらあっさりひっくり返されそうなのが日日日作品たるもの。もう一波乱、二波乱? ありそうですね。

hReview by ゆーいち , 2008/10/07

アンダカの怪造学IX  Hyper SamuraiSoul
アンダカの怪造学IX Hyper SamuraiSoul (角川スニーカー文庫 185-9)
日日日
角川グループパブリッシング 2008-08-01

コラボアンソロジー1 狂乱家族日記

stars 狂乱家族が他作品とクロスオーバー。悪ノリ上等!

『狂乱家族日記』と他作家とのコラボ作品集。それぞれの作品世界にやってきた凶華をはじめとする狂乱家族は、自重なんて言葉も知らずに大暴れ。

狂乱! ガーゴイル日記2054 / 日日日

『吉永さん家のガーゴイル』を日日日が好き勝手にしてみましたといった風情。狂乱家族の世界で、すでに役目を終え眠りに就いていたガーゴイルの元に現れた少女の依頼とは……。

ガーゴイルの世界を上手いこと取り込んでますね。オリジナルに比べるとやっぱり毒が強い気がするけれど、物語のオチの付け方は非常にらしくて良い感じ。というか、そもそもガーゴイルが封印されてるってところが疑問だけど、それはそれで。

御色町狂乱捕物日記 / 田口仙年堂

今度はガーゴイルの世界に狂乱家族がやって来て。

ママさん最強説がさらに真実味を帯びてます。傍若無人の限りを尽くす凶華と、ガーゴイルすら一撃で沈黙させる寡黙な主婦、恐るべし。

いや、この和み空間だからこそ許される展開かと。

狂乱スイート日記 / 佐々原史緒

『スイートホームスイート』を読んでいないのでさっぱり。

ノリはそのまんまで、生き生きと動いてますね。凶華と同じように手に負えない感じのアデルのツンデレ的行動はぃ良し。

狂乱すごろく階段日記 / 櫂末 高彰

『学校の階段』の階段部を巻き込んで、大すごろく大会、ってなんでじゃあ。

階段部部長・ゆうこと凶華のタッグはまさに最悪。悪のりを実現できてしまうコラボ作品ならではのトンデモ展開で、翻弄される他のキャラが哀れすぎますね。

狂乱家族になってよネ! / 佐藤 了

『私のKnightになってよネ!』未読なんです。

ラブコメ展開に重きを置いてる感じで、本編ではそういった部分は薄味ですから、ラブ分の補給にどうぞっていったところでしょうか。

――総じて短編集でかつコラボ作品なので、お話の整合性を求めるよりも、それぞれの作家が描く『狂乱家族日記』を楽しめという、お祭り的な作品集ですね。それぞれの作品を知ってれば楽しめるんでしょうけど、一部知らなかったのは残念。でも、公式にこういうクロスオーバー作品が楽しめる企画は面白いですね。第2弾『コラボアンソロジー2 “文学少女”とバカとガーゴイルと階段』の方はさらなる期待をしてます。

hReview by ゆーいち , 2008/09/03

魔女の生徒会長〈3〉 案山子たちのグランギニョル

stars 恋塚くん、ごく当たり前の世界では万能無敵な魔女も、御伽噺の世界では簡単に死んじゃうんですよ。

C校舎、通称『魔界』の総代表・断花シャムが、生徒会に事件の解決を依頼してきた。C校舎の生徒のみを狙った連続首斬り殺人事件。それは、かつて魔女の生徒会長・シロオが解決することができず、敗北を喫した『みんなの友達』事件をなぞったかのようで。事件の犯人と思しき『怪獣』の正体を突き止めるべく、シロオはC校舎へ赴く。

ああ、胸くそ悪くなるお話だったなあ。C校舎がなぜ『魔界』と呼ばれるのか、AからDまで分けられた校舎に集められた生徒が、どういった理由で振り分けられるのか、その理由が醜悪というか、悪意しか感じないというか、事件の顛末と合わせて、気分の良くないお話でしたね。

書記のドロシー先輩がC校舎出身であること、そして未解決だった『みんなの友達』事件の関係者であることから、今回の物語に大きく関わっていることは容易に予想できたんですが、最終的に明かされた真実というのは、想像の斜め上を行った残酷なものでしたね。
にしても、その重ねた罪の大きさというのは半端ないものだと思うのに、最終的には許されるという展開にさすがに違和感を禁じ得なくなってきましたよ。まぁ、作品の舞台が、それを許容している感じもあるので、それを気にしすぎたら負けなのかも知れませんが、数十人単位で殺人を犯して、けれどその後も学園生活を続けられるという、その歪んだ世界観こそが怖いですね。

次はD校舎が舞台でしょうか。第1巻ですでに語られている、未来におけるシロオの暴虐の理由が明かされるまで、もう少し?

hReview by ゆーいち , 2008/08/09

魔女の生徒会長 3
魔女の生徒会長 3 (3) (MF文庫 J あ 2-9)
日日日
メディアファクトリー 2008-07

狂乱家族日記 拾さつめ

stars 家族のことを守ってね。おとうさん。

不解宮ミリオンの呼びかけにより催されることになった『世界会議』に参加を決めた狂乱家族。大日本帝国の、超常現象対策局の力の及ばない国外で行われるその会議に、旅行気分で出かけた彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する出来事で……。

ここにきて、物語が急展開だなあ。これまでの事件もトンデモだったといえばトンデモだったけれど、今回の事件で予感させられるのは、狂乱家族結成の原因ともなった1000年前の閻禍たちの真実と、家族という関係へ訪れる危機。

さらに雷蝶の過去とか、ミリオンの過去とかが、狂乱家族の一員である銀夏や千花、優歌らとも絡み合ってきて、閻禍伝説の1000年前の物語と合わせて、一気に収束してきた感じですね。まだ、語られていないこと、過去の真実と、謎は残されつつ、これからの激動を予感させます。

物語の核となっていた閻禍にまつわる伝説の真実が、ようやく見えてきましたね。結局そこにあったのは、家族になろうとして失敗してしまったかわいそうなすれ違いが根底にあったのかなあ。月華とかがまだ語らない閻禍たちの物語も少しずつ語られていますが、その結末はやはり悲劇的なものなんでしょうか。

そして、それを現代において繰り返しそうな雰囲気で、その核心にるのは乱崎の家長・凰火っぽいですね。今回の物語の本命となる世界会議の開催前に、世界さえも揺るがすような事件に巻き込まれてしまった狂乱家族。これまでのように一筋縄の力で解決できそうにない事態に、どう対応していくのか。

hReview by ゆーいち , 2008/08/08

狂乱家族日記 拾さつめ
狂乱家族日記 拾さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-10)
日日日
エンターブレイン 2008-07-30

Home > Tags > 日日日

応援中
サイト内検索
フィード
メタ情報
広告
ブログパーツ
あわせて読みたい フィードメーター - MOMENTS

Return to page top