ネクラ少女は黒魔法で恋をする〈2〉

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ネクラ少女は黒魔法で恋をする〈2〉

読了。

前巻のラストで、全ての人間関係はリセットされたはずなのに、これまた強引な方法でヒロインの真帆は記憶を取り戻します。その後の天使やら悪魔やらが前面に出てきたりと、ちょっと当初の予想から路線がずれてきてるのは微妙かなぁ。

新キャラの一年生・神門少年を真帆が諭すあたりは、かつてネクラ少女の名をほしいままにした彼女の共感と実感があったからですが、それまでの十年を超える迫害の人生を送ってきた神門少年の打ち解けの早さは、やや唐突かなとも思います。まぁ、真帆自身も、ほんの短い期間と演劇部の部員たちとの交流で、かなり前向きになったという実績があるので、彼女の言葉自体の重みはいささかも減じないのですが。神門少年も新顧問の教師も、生徒会副会長もどうにも気に入らないという個人的な好悪はどうしようもないです。典型的な障害としての生徒会は無理に出てこなくても良かったか、次巻の登場にして今回は神門少年と演劇部の関係を中心に据えた方がテーマがはっきりしたかもしれませんね。

今後の方向性にやや不安がありますが、出会いと部活を通して変わっていく登場人物たちをしっかり描いてくれるなら、今後も期待が持てそうです。ないとは思いますが、ファンタジックな方面に向かうと苦しいので。

あ、あと、真帆の毒舌分がやや足りないので、今後訪れる生徒会との対決では、ぜひ世界を呪い殺さんばかりの怨念の言葉を期待します(笑)

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