ギア比1を実現する
34Tスプロケットの導入
貧脚が坂道を登るための最終兵器を投入
結構前に購入していた11-34Tの12速スプロケットを眠らせていたのですが、ロードバイクを洗車した際についでに交換することを決意しました。
6月に開催された新潟シティライドに参加した際に、平均10%行かない程度の2Kmくらいの坂道の後半で、足つきをしてしまい、やはり交換してみるのも一つの手かと思い至った結果となります。
ギア構成が変わることで走りに影響が出るのかの確認
気になるのは、よりワイドレシオなギアに変えたときに、今までと乗り方がどれだけ変わるのかという点です。
11-30Tと11-34Tのスプロケット構成で大きく違うのは16Tがあるかないかで、11T~17T間が1段ずつ上がっていく11-30Tに比べて、11-34Tでは15Tの次が17Tになるというのが大きな違いになります。
ギアコンビネーション | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11-30T | 11T | 12T | 13T | 14T | 15T | 16T | 17T | 19T | 21T | 24T | 27T | 30T |
11-34T | 11T | 12T | 13T | 14T | 15T | 17T | 19T | 21T | 24T | 27T | 30T | 34T |
で、実際に私が使っているギアの使用比が以下になるのですが、ちょうど16Tの使用率が一番高いんですよねー😅
よく走っているルートが平坦多めなコースなのですが、やはり15~17Tの間くらいを細かく変更して使っていたようです。
これを15T・17Tの2つでまかなおうとすると、やや軽いとかやや重いとか感じてしまうシーンが増える可能性が存在する……?
集積したデータ上は平均ケイデンスが80に満たないケースが多いので17Tをメインに使用しつつ、ケイデンスを意識して少し上げるというのが良いのでしょうか?
交換のために用意したもの
現在使用しているコンポーネントは12速アルテグラのDi2モデル(R8100系)なので、リアディレーラーの変更の必要はなく、スプロケとチェーンを用意して作業は行えます。
チェーンカッターや、クイックリンクリムーバーなどは以前にチェーン交換した際に購入した道具があるので、それらはそのまま使用できました。
チェーンの長さを決める際にミスりました
スプロケットの最大スプロケットが34Tに大きくなるため、チェーン交換の必要が生じます。
マニュアルには最大スプロケットと最大チェーンリングにチェーンを通して、2~3リンク追加した長さにして使用するとあるのですが、最初に長さを決めたときに誤って30Tのギアにチェーンをセットして長さを決めたようで、実際に交換してみたら34Tのギアに変速できない状態になってしまうというミスを犯してしまいました😭
チェーンを継ぎ足すわけにもいかないため泣く泣くもう1セット購入して対応することになりました。
短く切ってしまったチェーンについてはせっかくの最上位モデルなので、11-30Tのギアに載せ換えるときが来たら、そちらを使用することにします。
各種調整の実施
チェーンの長さが適切で、変速もスムーズに行える状態ではありますが、ディレーラーの調整がまだなので最後にフロント、リアの両ディレーラーの調整を行いました。
リアディレーラーの調整
リアディレーラー自体は、E-TUBEからディレーラー調整が可能なので、電子的にはそれを使って行えば比較的簡単です。さすがに無調整のままだと位置が微妙にずれていたので、やはりスプロケット交換の際は微調整は必要ですね。
機械的な調整については、エンドアジャストボルト、ロー・トップの調整ボルトの3点の作業が必要でした。
基本はマニュアル通りに行えば良いのですが、ロー調整ボルトとトップ調整ボルトについては、ボルトの位置が確認しづらいので初めてだと苦労しました。
エンドアジャストボルトは最大スプロケットとプーリー間の距離を適切に設定するためのボルトで、34Tの場合はスプロケットとプーリーの距離を6mmにするよう定められています。
リアディレーラーのパッケージの中に、調整ゲージが入っていたので、それを使ってスプロケットとプーリーの間の感覚を調整できました。
ロー・トップの調整は、各ボルトを締めていくと、プーリーが動き始める箇所があるので、微妙に動いたら緩めて、適切な位置を探るというやり方で調整しました。トップ側はその位置から1回転緩めるので、多少は許容範囲ありそうですがロー側はチェーンが落ちてしまうと非常に危険なので、より気を遣って設定しました。
マニュアルに動画リンクもあったので参考になります。
フロントディレーラーの調整
こちらもE-TUBEから調整でほぼOKでした。ここで調整できないとフロントディレーラーの位置自体の変更まで検討しないといけないのですが、さすがにそれは不要でした。
作業は完了・試走はまだ
ということで、週末を使ってスプロケット交換をしてみたのですが、チェーンを買い直したおかげで日曜日までかかってしまいました。
実際に34Tを使うシーンはあまりないとは思いますが、心の余裕に繋がると嬉しいかなと。
実際に使ってみてどれくらい負担が軽減されるのかは早めに試してみたいですね。ただスピードがその分落ちるので、苦しむ時間が伸びると思うと、決して楽にはならないという……。
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