セグメントを越えてiTunes のプレイリストを共有する

iTunes の音楽共有機能は、同一のネットワークセグメント上にあるコンピュータ間でしか共有できないのですが、これをなんとかして別のネットワークからアクセスして再生してみたいテスト。

VPNで接続されたインターネット回線を介して、こっちと向こうで音楽を共有するって感じで一つ。

これを実現する方法として、検索して出てきたのだと、MP3tunes.com のサービスを利用して、オンラインに楽曲ごとアップロードしてしまう方法が一つ。
RendezvousProxy というソフトを利用して、Rendezvous 自体の機能制限を超えて通信してしまう方法。

MP3tunes.com のサービスは以前から知っていたけれど、どうにも上手く動いたり上手く動かなかったりするようで。ついでに、ファイルのアップロードが数十Gとかさすがに無茶だろうと思ったので、これはどうしてもダメだったらという最後の手段。

今回は、RendezvousProxy の設定テストを兼ねて、後者の方法で実験してみます。

1.インストール

RendezvousProxy: Download からWindows用のバイナリをダウンロード。JAVA実行環境が必要なので、導入してない環境では、事前にJAVAのランタイムを導入しましょう。

インストール自体は、インストーラの指示に従えばOK。特に悩むこともないですかね。

2.設定

RendezvousProxy を起動すると、

のような画面が表示されるので、Add Host をクリックしてホストの追加を行います。

iTunesの音楽共有で使用されるポートは、3689なのでそれをPort: に記述。IP Address: は接続したいサーバのIPアドレス、Host Label: はアクセスするiTunes 側に表示される名前なので、任意。今回はhome としておきます。最後にService Type から_daap._tcp. (iTunes Host) を選択して、Add をクリックしホストの追加は完了です。

3.再生テスト

この状態で、iTunes を起動すると、

のように、homeが共有されます。あとは、ここをクリックすれば、実際にプレイリストを取得して、再生できるようになります。
これは便利。

4.SSHポートフォワードと組み合わせる

インターネット経由で再生しようとすると、このポートをインターネットに公開する必要が出てくるのですが、さすがにそんな危険なことはしたくないので、SSHポートフォワードで接続させます。

先ほどのホスト追加画面で、IP Address:localhostPort: を例えば36890 などにして、このポートをSSHポートフォワードで、LAN内のiTunesサーバに接続してやるだけ。

私はPortForwarder を使ってやってみましたが、あっさりと再生までいけました。これは素晴らしい。