Fate/Zero〈2〉-王たちの狂宴-

Fate/Zero〈2〉読了。

主人公のはずのセイバーと切嗣が、完全にライダーに喰われています。
すげぇ、すげぇよライダー。今回も輪をかけて大活躍。まさかギル様に匹敵する実力の持ち主とは。
……そう考えてみると、万全の状態で召喚されたはずのセイバーさん、未だに良いところなしですね。切嗣との相性が最悪とはいえ、ここまで剣でも十分な結果を残せず、また今回のライダー、アーチャーとの問答戦においてもたじたじ。王として、サーヴァントとしての格の違いを見せつけられてしまった格好です。がんばれ、セイバーさん。最後まで報われないとは思うけれど!

全編に渡って燃える展開なのですが、勝負の決着直前で、水を差されたりと展開の都合上とはいえ消化不良感が残ります。
全4巻のバトルロイヤルで、もっと血で血を洗うような激闘の連続と思ったら、まだまだ序盤戦ということなのか。第3巻の副題を見るに、そこから一気に加速していきそうだし、数々の伏線がどういうふうに回収されるのかも激しく期待が高まります。