あ~、この文章好きだなぁ。
とりあえず、物語の導入としてはまずまず。まぁ、フライング気味に既刊を全て購入してしまいましたが(笑)
設定とかはしっかりと練られてるなぁと感じますがそれを伝えるための描写がやや説明的すぎる気も。概念を説明するんだからそりゃそうならざるを得ないような気もしますが。
悪役を自ら任ずるという佐山・御言も傍若無人に見えてその実自分に自信が持てなかったり、悩んだり、苦しんだりと葛藤が伺えるのが良いです良いです。
新庄・切の正体(笑)を確かめようとして暴走したりするシーンとかは好きですけどねー。
君が望んだとき、私も望んだならば、私は君の望みを叶える。
君が痛みを感じていたとき、君を護りたくなったら君を守ろう。君が一人を嫌だと感じたとき、君と話をしたかったら君と話をしよう。君が悩みを抱くと決めたとき、君を大事に思ったら君を一人にしよう。君がここにいたくないと思ったとき、君を想うならば君を嫌おう。
君が誰かと親しくありたいと思ったとき、君を見たならば、私は君の隣に立とう。
もうね、この台詞に痺れましたよ。佐山・御言ってそんなヤツなんです。
いや、しかし長丁場なシリーズに今回もなる予感がひしひし。別の都市シリーズもすでに10冊上刊行されてるし、いやいや精力的に執筆されて頭が下がるばかりです。
第2話も期待して読みますよー。
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