ユメ視る猫とカノジョの行方

2006年1月29日

ユメ視る猫とカノジョの行方読了。

好みの雰囲気を持っていたインサイド・ワールドの周防ツカサ氏の新作。長編連載ものになるのかなー?

他人との関わりを極力避けるような主人公・智季と猫の身体に入り込んだキリコの、奇妙な形の共生関係。人が互いを理解できないのは精神的な断絶があるからだという冒頭の会話と、結果的にその断絶を取り払ってしまった二人の関係の変化の行き着く先が、テーマの一つになるのでしょうかね。

設定的な部分では、凡百のラノベの一つに数えられるような印象ですが、それをどう巧いこと料理してくれるのかに期待ですね。というか、キリコをはじめとした彼らの世界の背景が、ほとんど語られていないのでプロローグ的な意味合いしか持ち得ないエピソードなのではなかったのかと。もう少しその辺をひけらかしてくれても良かったかな。一部消化不良気味な部分もあったりしたので、その辺の解消もぜひお願いしたいところ。