日日日の実力を甘く見ていたorz まさかこんな展開で責めてくるとは。そう、責められる。
不条理な世界で、不条理な理由で、生きることが罪であるかのような救いのない展開。敵方で登場したはずの手長鬼の生い立ちすらも痛々しくて、さらに使い捨てされるかのような退場っぷり。その後の某刑事とのコミカルなやりとりなどは微笑ましくて、和んだかと思ったら、真打ちとして降りかかる余りに絶望的な局面。
グリコも愚龍も、鈴音も、皆ボロボロになるまで擦り切られる追い込みようの容赦のなさが素敵。そしてへこむ。
底意地の悪さが感じられつつも、蜘蛛の糸のような救いの光明を見せたりして、先の物語に期待を繋がせる、この絶妙なバランス感覚に、ついつい次を期待させられてしまうのですよね。
某され竜のように、ホントに救いも容赦もなくなったら、それはそれで伝説になりそうではありますが、表紙に釣られて買った人いたら、泣くぞ、マジで。
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