お姉ちゃん分が足りず、代わりにツンデレ分が大量投入されている本作。年齢的に近いお師匠さま・ルーシーは、あざとすぎる気もしますが、感情表現がストレートで和みますねー。
もうひとりの主人公であるはずの姉・御影嬢は小姑っぷりとブラコンっぷりを全開で発揮した以外は良いところなし。というか、もし次が出るなら、いきなり英国にやってきて「来ちゃった(はぁと)」的な展開な予感。それはそれで、修羅場が楽しそう。むしろバトルならバトルでこっちの恋愛バトルを楽しませてー。
もしかしたら、本巻が、師匠のひとり・ルーシーとの関係を描いたエピソードだったから、次巻は教授とのエピソードになるかもしれないけど、老獪な魔術師とのお話はちょいと求めてる方向と違うかもな~。
光輝の前巻で抱いた後悔や何やらからの解放へ至る道が、描写不足で割とあっさり目なのがもったいない。せっかく自身のかつての罪を投影するキャラクターが登場しているのに、もうちょっと深く描いても悪くなかったかな。
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