読了。
やっべ、面白すぎる!! でも、戦闘描写が複雑怪奇・魔法体系がワケわからんで、やたらと読むのに時間がかかりましたが。
前巻に引き続き、神に近しい最強の魔導師グレンとの戦闘がメインながらも、その影で展開した様々な戦いもきっちり描いてくれて満足。きずな・瑞希もなんだかんだで活躍してたし。戦いのあとのオチも、少しだけ和ませてくれました。
戦闘描写は、グレンが圧倒的な力を持っているための、スケールの大きさが想像力を振り切りそうな勢いで、偏頭痛が(^^; いや、この複雑怪奇な描写は、さすが、浅井ラボ氏が下読み(?)・アドバイスしただけあるというか。こういうの大好きですが。
二巻にて距離の離れてしまった仁とメイゼルの、仲直りの過程もなんだか嬉し恥ずかしで良い感じ。といか、本気でメイゼルにのめり込んだら、いろいろな意味で終わりというか、それをネタにメイゼルに責められるというか。そこかしこで発揮される、嗜虐にうちふるえる彼女は、相変わらず年不相応に色っぽいというか危険。こんな小学生知らない(笑)
それはおいておいて、終盤のメイゼルの告白やら何やらは名シーン過ぎて涙腺がやばい。あの台詞と結ばれた銀弦は、仁とメイゼルの絆の確固たる証なのだと思わせる屈指の名場面に個人的認定。
一巻は小難しい話で終わってるなと思ったら、この前後編のエピソードは良い感じにエンタテイメントしてて大満足。微妙に誤字や、考証に疑問が残ったりするのはともかくとして、仁とメイゼルの歪んでるようで、純な心の交流がしっかり恋愛していたり単なるバトル小説にとどまらない一冊、おなかいっぱいです。
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