想刻のペンデュラム〈3〉

2006年10月9日

想刻のペンデュラム〈3〉読了。

あとがきを見る限り、本巻で完結のシリーズ。なのに、ジャンプの10週打ち切りよろしく、妙な謎を残したまま完結なんて殺生な!? やはり電撃文庫の「3巻打ち切り」説は本当なのか!?

シリーズ通してですが、ガド・レビ・アシェルそれぞれの支族の末裔に加え、封骨者やら天使やら様々な勢力が入り乱れる中、各キャラの立ち位置を確立し切れてなかったのかなぁと。どこで誰が何をしてるのか、思惑まで把握して読むのが困難でした(^^;

もう一つの軸っぽかった主人公・洸が妹のかれんを選ぶのか、あるいは幼なじみで従姉妹な巫女さんを選ぶか、結局結論出てないしー。微妙にハーレムルートへ突入した感じですが、それまでの葛藤やら何やらの意味は。

ということで、新たな覚醒境が現れる限り、俺たちの戦いは終わらないぜ! といった風情の終わり方は正直どうかと思うのでした。