読了。
面白かった。黒魔法とかそんな物騒な要素はほとんど皆無で、表紙絵から受けるほんわかした印象そのままの作品でした。
あ~、でもヒロインの真帆は「呪うぞ」とか平気で口走る危険人物でしたが(笑)
他人とはまったく関わろうとしなかった内弁慶な彼女が、ふとしたことから変わっていく過程を丁寧に描いたのは好印象。登場人物の誰も明確な悪意とか見せない優しい世界は良いですね。結局真帆フィルターを通して見ていた世界が住みにくかったのではないかという主観の問題だったのでは?
ラストのオチはあまりといえばあまりで、正直こりゃないよと思いましたが、続刊があるとしたら繋げやすいのかなという感じ。下手な伏線残さずに、1冊で完結してほしかったというのはわがままかなぁ。
それと、あとがきで書かれてるタイトルに含まれる意味ってのがさっぱりです。アナグラムか何かですか?
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