攫われたレレナを奪還すべく『組織』本拠地へ乗り込んだ亮史の戦い、というか一方的な殲滅戦。
その前段の舞の健闘や、囚われたレレナと『組織』側の良心・白宮との交流など、多少息抜きとなる描写もありましたが、他はひたすら重苦しくて疲れます。
喪われてしまった舞の、最期の言葉が、その真意が亮史に届くことが終に叶わなかったのは、結局は人と化け物の在りようが違いすぎるからなのか、人としていきながらも感情に波を立てず、生き続けてきた亮史への痛烈な当て付けなのか。
結局、初めて流した涙の意味も解することなく、本来の姿に戻るしかできなかった彼自身も、また哀れであります。
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