読了。
良い感じに壊れたキャラが、新たな驚異として登場。ホント壊れてる。
前巻のラスボスだった美木響二は目的も何もはっきりとしないまま退場してしまったので、逆に彼への復讐を目的とした、彼の実子の兄妹の行動原理は、単純だけどわかりやすくて良かったかなと。もっとも、どうにも美木兄の響紀は小物感が漂ってたり、実妹に手を出す真性だったりと、かなりアレな感じでどうしようかと。
前巻に比べればキャラも立ってるし、終盤の怒濤のような退場ラッシュもなかったしで、面白かったです。自らの手で人を殺めたことに対して、激しい後悔を感じる奏の姿は、今更ながらと思いつつも、そこに人間らしさを感じたりしました。
で、そのまま3巻に続くと。このエピローグはなくても良かったんじゃないかなぁ。無理矢理次巻へ引っ張った感が強いですね。
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