相変わらず良い雰囲気の作品を連発してて頑張ってます、岩井恭平。本編のムシウタも熱くて切ない展開のゾクゾクするのですが、こちらのビフォアストーリーとも言えるムシウタbugシリーズも、中心にいる亜梨子と摩理の謎が明らかになるにつれて面白くなってきています。
で、本作の短編4編の中では、「夢守る魔法使い」が素晴らしい。その結末はかなり悲劇的ではあるんですが、そこへの道程が心を打ちます。もともと “虫”に憑かれる誰もが、譲れない夢を抱いているだけに、それが砕かれる描写というのはどうしても痛々しく切なくなってしまうのでしょうが。
他のキャラもユルくなったり、萌えキャラとかしたりと当初のイメージとはかなりかけ離れてきてるなぁ。というか、ハルキヨ、アンタ貧乏なのかよ。霞王、なんか前回のエピソードでたくさんファンが付いたのかやたらと優遇されてるぞ。と主人公であるはずの大助や亜梨子を食わんばかりの活躍ぶりでした (笑)
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