アンダカの怪造学〈4〉笛吹き男の夢見る世界

2006年10月24日

アンダカの怪造学〈4〉笛吹き男の夢見る世界読了。

日日日作品の中では、一番明るく希望のあるシリーズですね。伊依の想いが少しずつですが報われつつある展開なのは大変よろしいです。これまで周囲から笑われたり、異端視されていた彼女の願いが、周囲に影響し伝播し、虚界との関係の有り様を変革させていく様はある種の感動です。

最も、人間界側の総元締め的な学会のトップたちは、伊依の思想とは正反対の強固な意志で動いているし、まだまだ先は険しそう。

大公・肉体道楽・魔王と人外の存在も諸々の思惑で動いているし、開示された裏設定とか、登場人物たちの秘密とかも含めてトンデモな展開になっていきそう。
そんな中で、あくまで力はないけれど、友達になるという信念で成長を続けていく伊依の姿が、逆に等身大に映るのかもしれません。甘っちょろいこと言ってるとは思うけど、たまにはこういう娘が報われる幸せな結末も期待したいものです。