ああああ、なんか予想以上に悲惨な展開が。必死に守り続けてきた日常の、あまりにあっけない崩壊。間違った道をたどりつつも、至った答えは正しいかもしれないのに、すべては遅すぎて密とサクヤの関係も現状では修復できるのかどうなのかも非常に怪しい感じ。逃避先に選ばれた来夏の、自分よりも密の笑顔を望む切実さもいじらしさも必死さが、おそらくは報われないであろう結末を予感させてさらにへこむし。
卒業までの日数のカウントダウンが長ったらしいと思っていたのに、ここにきて急転直下。あの残日数がゼロになる前に、世界が終わりを迎えるのか、密が決断を下すのか、そこがこれからの焦点になってきそう。
これまで重い話を挟みつつも、終末を感じさせない束の間の平和に甘んじていた反動か、本巻の各シーンのインパクトが大変なことになってますね。終わりつつある世界で、必死に生き足掻いてもどうにもならない現実を前に、生き残った人々がどのような行動を取るのか、そこも気になります。
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